近年、主婦の皆さんによる起業が、どんどん増えてきています。
最初は副業から始めたものが、大きくなって法人化するケースも増えています。
子育て中であっても、専業主婦であっても、気軽に起業する時代が来ていますね。
会社員でさえ、副業や起業を推薦される現代。
今後の社会では、自分で副業・起業に挑戦できるかどうかが、大きな境目になりそうです。
まわりの人が自分で仕事を作り、稼いでいるのに、自分は何もしていない。
実質、行動しない人が取り残される時代になるでしょう。
主婦であっても、自分で副業・起業した人が、結局、余裕のある生活を手に入れる。
そして、主婦であったとしても社会全体に大きな価値を提供する挑戦が出来る。
もう副業や起業は、一般的な会社で働く人だけのものではありません。
でも、始めて副業・起業をされる方は、何をすれば良いのか疑問かもしれませんね。
始めての一歩は、誰にとっても未知で、どこに進めばいいか分からないものです。
なので、今回は、主婦の皆様が起業して成果を出した事例を集めてみました。
主婦起業の例を集めてみると、なかなか素晴らしい挑戦をされていますね。
これから、副業・起業を考えている方は、ぜひ、参考にしてみてください。
自分で最初の一歩を踏み出すための参考になれば幸いです。
- 子育てや家事、介護を楽しくするグッズをつくり副業・起業に
- 子育ての辛さから、子育てを中のママを癒やす人として副業・起業に
- 娘に服を作ってあげた服を売って副業・起業に
- 主婦の目利きをメディアで提供し、副業・起業に
- 在宅で事務系の仕事をリモートの副業・起業に
- アトピーのある子ども向けのオンラインショップを作って副業・起業に
- 保育士の遊び検索サイトを作って副業・起業に
- 24時間運営の託児所を作り副業・起業をはじめた
- 占いが好きでタロットを学び、占い師として副業・起業を始めた
- 副業・起業として、ヨガ教室をはじめた
- 女性目線の不動産紹介として副業・起業をはじめた
- ウェブ開発スキルを学びエンジニアとして副業・起業
- 自閉症の子供が気持ちを表現するためのアプリを作り、副業・起業へ
- まとめ
主婦から起業へ|生活を楽しくするグッズ作りから
身近な体験から副業・起業に繋げる主婦はたくさんいます。
そんな中でも秀逸なのが、自分でグッズを作ってしまうこと。
起業家の1人に鈴木 未夏子さんという方がいます。
彼女は、ちょっとした日常の思いつきから、いくつもグッズを発明してきました。
最初に作ったのは「まくら元ポケット」というグッズです。
彼女の祖母が、リモコンやメガネを無くす状況を解決したいと思い作ったそうです。
まくら元ポケットは、リモコンやメガネ、ティッシュといった備品を収納できるポケット。
その発明は後に、コンテストで賞をもらう程になりました。
身近な不便を解決することが、副業・起業になるという典型的な例です。
小さな問題を見つけることと、誰かを想いながら問題を解決してあげること。
そんな困っている人を助けたいという思いつきやアイデアが、主婦の仕事になるのです。
それからも鈴木さんは、どんどん発明を続けていきました。
今では、生活において、家事から介護まで、様々な便利グッズを発明しています。
主婦のみなさんは、特に日常生活において、たくさんの問題に遭遇していますよね。
日常生活における身近な問題に、最も気づきやすいのは主婦の特権です。
サラリーマンをしていたところで、見え透いた問題しかありません。
誰もが問題だと気付けなかった、もしくは気づいていたけど放置されていた問題。
それを見つけ、解決し易いのは、主婦だからこそなのです。
主婦から起業へ|子育ての辛さから癒やす人に
主婦やママにとっては、子育ての問題も発見する機会がたくさんあります。
子育て中に感じた問題を解決することも、立派な副業・起業になります。
実際に僕の知っている主婦の佐々木さんも、その1人です。
子育てをする主婦にとって、本当に癒やしになる場所を作る。
その想いを副業・起業として実現するため、彼女はマッサージの資格を手に入れました。
そして、自宅で子育て主婦だけを受け入れるサロンを始めたのです。
先日書いた記事「自宅起業」にも通じる流れですね。
自分の感じた辛さや失敗を元に、解決してあげるサービスで起業すること。
特に、子育ての辛さに向き合う機会が多い主婦にとって、細かい気づきを得られる分野です。
自分が大変だと思っているということは、他の誰かも大変だと感じているはずです。
同じように苦しんでいる主婦を癒せる存在になりたい想いは、同時にニーズの証明となります。
彼女は、いずれマッサージの施術中に、子供を預けられる託児所も作りたいと言います。
自分の子供が安心な場所にいると分かるだけで、より深くリラックス出来るかもしれません。
間接的に、育児放棄を始めとした社会問題も、解決できるかもしれませんね。
それこそ、主婦が抱えるストレスが、全ての原因である可能性も考えられます。
一体何が、子育て中の主婦にとって、最もリラックスできる形なのか。
それを追求できるのは、自分自身がその辛さを直接感じたからです。
経験から生み出される副業・起業は、大きな価値を生みやすいものです。
周りを見渡して、自分が「辛い」と思っていることはありませんか?
もしあれば、それが直接副業・起業に繋がるかもしれません。
主婦から起業へ|娘に服を作った事がきっかけで
趣味や好きでやっていることが、副業・起業になる場合も多々あります。
専業主婦だった田中さんもその1人です。
彼女は、元々何かを作るのが好きで、自分で娘の服を作っていました。
ある時、その服を見た主婦友達から、娘の服がかわいいと褒められたのです。
そこから、服をや小物を作って売ることを思いつきました。
最初は自分で作った服を、メルカリ等のフリマアプリで売り始めました。
これが、彼女の副業・起業の始まりです。
最初は少しお小遣いが入ればいいかなと考える程度でした。
しかし、デザインが気に入ってもらえたのか、思いの外売れるようになりました。
求めて貰えることが嬉しくて、ウェブサイトを作り、ブランド化していったのです。
すると、いつしか買ってくれる人が増え、予約待ちまで発生し始めました。
注文が多くなってきたので、値段を上げても、引き続き顧客は増えていったそうです。
ここまで来ると、もはや副業の域を越えて、れっきとした起業になります。
自分が趣味でやっていたことが派生し、副業から本業としての起業に変わることもあります。
主婦の皆さんだけでに限ったことではないですが、身近なところに種はあります。
何か好きでやっていることは無いですか? 趣味は何かありますか?
趣味でやっていることや、好きでやっていることが、自然と副業・起業になるかもしれません。
主婦から起業へ|主婦の目利きをメディアで提供
主婦のみなさんには、主婦だからこそ欲しいものが分かると思います。
そんな主婦の視点から役立つ商品を紹介したメディアを立ち上げたのが三上さんでした。
実際、この手の商品の目利きは、主婦ならではの着眼点があります。
メディアの起業は誰もがすぐ出来ます。
一言でメディア起業と言っても、最初からウェブサイトを構築するわけではありません。
使いやすいブログを使って、文章を書き始めればいいだけです。
知っていると便利な商品を教えてあげるのも立派な起業です。
テレビショッピングなんかと、同じ理論ですね。
掃除をするとき、どんな道具があると楽になるか。
料理を作る時、どのような器具があると、調理がスピーディーになるか。
育児をする際、役立つツールは何があるのか。
主婦ならではの家事効率化ツールは何なのか。
目を付けるべきポイントは、たくさんあります。
メディア起業のマネタイズは、基本的には広告モデルです。
Google Adsenseやアフィリエイトから始まって、徐々に記事広告にシフトします。
記事広告とは、直接ある企業のために記事を書いて、マネタイズするモデルです。
アクセスを集められる人なら、1記事50万円以上することもあります。
バナー広告を掲載してくれという依頼も来ることでしょう。
徐々に面白い、役立つブログを作り、少しずつファンをつけていく。
そして、より多くの人に見てもらえるようになったら、広告収入も上がる。
少しずつ、地道に積み重ねていくことによって、マネタイズも加速します。
ブログで社会の役に立つ情報を発信することも、立派な起業です。
もし、自分で紹介出来るものが何かあれば、今すぐ始めてみてはいかがでしょうか。
主婦から起業へ|事務系の仕事をリモート化
バックオフィス関連の仕事はリモート化が進んでいます。
インターネットが進歩するにつれて、事務系の仕事はオンラインで出来るようになりました。
データの打ち込みや、予定の管理など、パソコンを使うものは大体リモートで充分です。
今後、事務関係の仕事はリモート化、もしくは自動化していくことでしょう。
主婦の皆さんの中には、元々、優秀な社会人だった方も大勢いらっしゃいます。
専業主婦だった南さんも、その1人です。
彼女が会社員だった時、仕事が好きで会社からも重宝されていました。
しかし、子供が生まれ、結婚したことをきっかけに、専業主婦になったのです。
元々、秘書業務を行っていた彼女。
なんとか同じ仕事をオンラインで提供し、副業・起業と出来ないか考えました。
実際、スケジュール管理やデータの入力を始めとして、リモートで出来ることは数多くありました。
そこで、以前仕事をしていた仲間に連絡をすると、すぐにお願いされることになったそうです。
以前はオフィスでしか出来なかった仕事も、どんどんリモート化しています。
社会人だった時に培ったスキルを眠らせておくのは、社会にとって大きな損です。
優秀な経験を持つ主婦の皆さんが、稼働できればリソース不足も緩和出来るでしょう。
今では、完全に仕事をリモート化することに成功した南さん。
彼女のように、すでに社会人としてのスキルセットを持っていれば副業・起業も簡単です。
すでにあるスキルセットを提供するだけで、副業・起業を実現できるでしょう。
みなさんも、何か、眠らせておいたスキルなどありませんか?
主婦から起業へ|アトピーのある子どもに向けて
先ほどの主婦メディアとも通じるものがあります。
基本的なマネタイズ方法や方向性は、基本的に変わりません。
しかし、大きく異なるのは、紹介するネタの着眼点です。
彼女の子供は、アトピーを持っていました。
なんとか子供のアトピーを直そう、緩和しようと試行錯誤していました。
結果的に出会ったのが、アトピーの子供でも食べられる除去食です。
アレルギーの原因、アレルゲンを取り除いた食品のことです。
除去食によって、子供に「皆と同じものが食べさせられる」ようになりました。
そんな彼女が起業しようと思ったのは、母からの一本の電話だったそうです。
母の知人の娘さんがアトピーで悩んでいるから助けて上げて欲しいと。
この電話をきっかけとして、彼女は他の子供のことも考えるようになりました。
自分たちのように、悩んでいる人は大勢いるはず。
そんな悩んでいる人にとって、自分の知識や経験を役立ててもらいたい。
子供や自分が得てきた経験や知識で、困っている人を助けられたら。
そんな想いから除去食を扱うオンラインショップをスタートさせました。
除去食は、なかなか手に入れることが困難な時もあります。
車で遠くまで行かなければ、手に入らないことも多々あります。
だからこそ、インターネットで素早く購入できる必要性があったのです。
セミナーなどに足を運び、彼女は除去食を扱うオンラインショップをスタート。
今に至るまで、多くの困っている方に除去食を届けてきました。
副業・起業にいたる経緯は様々です。
しかし、彼女のように、自分の問題からヒントを見つけるケースは、最も必要とされます。
ご自身が困っているということは、他の人も困っているということです。
誰かの悩みを解決してあげたいという気持ちが、本物の副業起業に繋がるのです。
主婦から起業へ|保育士の遊び検索サイトを作成
元々保育士だった滝口さんは、保育士の仕事に疑問を抱えていました。
特に、子供と一緒に遊ぶネタ探しに困っていたそうです。
例えば「七夕で子供と一緒に遊ぶネタ」は何にしよう、といった悩み。
保育士さんは、こうした遊びを考えることに悩むことも多いのですね。
そんな問題を解決するために作ったのが、保育士の遊びを紹介するサイトでした。
彼女が作ったサイトは、世の中の保育士さんに必要とされ、継続的な収益化が可能となりました。
今ではアプリなども開発し、より皆が遊びの知恵をシェア出来る形を作っています。
このように、元々持っていた専門スキルの悩みを解決する副業・起業もあります。
先ほどご紹介した事務をリモートで行う副業・起業と本質は同じです。
以前の仕事で、自分が困っていたことや、悩んでいたことはありませんか?
それを、主婦のように好きな仕事に挑戦できる期間を利用して解決する手もあります。
今回のアイディアを主婦やママに応用するのも良いかもしれませんね。
家で、子供と一緒に遊ぶ時、どんな遊びだとより成長にプラスなのか。
主婦としてがより社会に貢献するために、どんな活動が存在するのか。
今回のように主婦が副業・起業するためには、何が向いているのか。
様々なアイディアを共有していくのは、それだけで、大きな価値があります。
それが、自分の大好きな分野であれば、なお良いですね。
保育士さんへ遊びのネタを提供するサイトは、今は別のジャンルも扱っています。
一緒に学べる、勉強できるネタは何なのか。
おやこで遊べるネタは何なのか。
1つの形で成功すると、他の形にも応用できるものです。
ぜひ、みなさんも、身の回りで困っているアイディアや情報について調べてみてください。
そして、発信していけば、それだけで副業・起業に繋がるかもしれません。
主婦から起業へ|24時間運営の託児所を作成
保育士さんを助ける活動がある一方で、待機児童問題に直接切り込む人もいます。
今、保育園に入れない問題は、徐々に緩和しているとはいえ、大きな社会問題の1つです。
また、預けられたとしても、認可された保育園に夜遅くに預けることは出来ません。
どうしても仕事をしなければならないワーキングマザーにとって大きな問題です。
特に夜勤が必要な看護師さんや、介護等の業界では仕事が出来ないことになります。
近くに預けられる人がいないシングルマザーも同様です。
そこで、必要になるのが24時間運営の託児所でした。
託児所を立ち上げた彼女もまた、深夜に子供を預けられず苦労した人の1人でした。
自分自身が悩み、苦労したことを解決し、副業・起業を成功させた例の1つです。
もともと主婦だった彼女ですが、ある転機を境に働かざるを得ない状況になりました。
専業主婦の生活から一変、一方で自分が働く必要が出てきたのです。
追い込まれた状況の中にも関わらず、なかなか子供を預けられる場所もありません。
こうした主婦からワーキングマザーへ転じた苦労が、今の成功に繋がったのです。
実体験から想いを持って、24時間運営の託児所をスタートした彼女。
ストーリーが共感を得たこともあり、託児所の噂は広まりました。
マーケティングの話をすれば、こうしたストーリーは、人の心を掴みます。
同じ苦労をしている人々の共感を集め、信頼感を獲得できます。
よく、成功者は自分が事業を作った想いを語ります。
それは事業を知ってほしい一方で、より人の心に共感を作る事ができるからです。
自分で苦労した経験、その経験や物語に共感してくれる人々。
心で繋がった顧客は、ずっと事業を盛り上げてくれる強い味方になります。
主婦から起業へ|趣味・好きなことから
自分の趣味や、好きなことがあれば、そのまま副業・起業に繋がります。
多くの人が好きな占いですが、彼女もまた占いが好きな主婦でした。
主婦業の空いた時間で見るのは占いの雑誌やウェブサイト。
中でもタロットに興味を持っていました。
そんな彼女が行動を起こしたのは、夫からの一言です。
「のめり込むくらい好きなら、占い師になったらいいじゃん」
自分の好きなことを仕事に出来るならと、彼女は占いの勉強を始めました。
主婦業の間で楽しんでいた占い時間を、今度は勉強に使うようになったのです。
まず、学校に通うことから始め、占い師に弟子入りもしました。
その結果、自宅で占いの仕事が出来るようになったのです。
占いというと、なかなか好き嫌いが激しいジャンルですね。
特に男性の方では、あまり信じない方も多いのではないでしょうか。
ただ、彼女の場合はより占いを一般的にしたいという想いがありました。
次に彼女が学んだのは、ビジネスそのものです。
顧客の中には、経営者やビジネスマンも大勢いました。
結果、カウンセリング的に占いが使われることも多かったからです。
そこで彼女は、ビジネスのコンサルテーションを勉強しながら占いと合わせました。
すると、またさらにビジネスマンや経営者が彼女の元を訪れるようになったのです。
占いの良さは、自分の作る作戦に自身を上乗せできることにあります。
その上、ビジネススキルや知識を持った相手なら、なおさら良いですね。
このように、自分の好きが、実際の仕事になるのも素晴らしい副業・起業例です。
主婦だからこそ、好きなことを仕事に出来るチャンスは沢山あるはずです。
自分が何が好きで、主婦としての空いた時間を使って何ができるか。
この機会に、考えてみてはいかがでしょうか。
主婦から起業へ|自分の好きなことを仕事に
好きなことを仕事にする、という点で言えば、教室も一緒です。
実際に先ほど紹介した例と一緒で、好きを突き詰めれば仕事になります。
ヨガ教室を開いた主婦であるところの彼女もまた、好きを突き詰めた1人です。
実際「〜になりたい」「どうすればなれる?」は調べればいくらでも出てきます。
Google検索で「ヨガ教室 開き方」みたいに検索をかけるだけです。
何も難しいことはありません。
自分の行動力とやる気次第で、人は何にでもなることが出来ます。
ヨガ教室で起業した彼女は、最初、副業程度で出来ればいいと思っていました。
ヨガの先生や教室、スクールに通い、スキルを学びます。
一通り学んだら、今度は自宅で無料で開催し、実績を積みました。
実績を積んだら今度はインストラクターとしてジムで教えるようになります。
こうして、少しずつ実績を経験をつむことにより、自分の教室を持つようになりました。
まず、自分の出来る範囲から始めて、少しずつ広げて行くことが重要です。
一気に大きくやろうとしないことです。
もし、彼女が最初から大きな投資をして教室を作ったら、上手くいかなかったでしょう。
しっかり自宅から実績を作って副業・起業し、積み重ねたからこそ、上手く行ったのです。
主婦時間の合間を利用して、自分の好きなことを突き詰めること。
そして、いきなり大きく仕掛けずに、少しずつ積み上げていくこと。
この2つのポイントさえ守れば、誰もが自分で副業・起業を育てることができます。
主婦から起業へ|女性目線の不動産紹介
主婦から、教室やブログメディアは始める方も多いですが、不動産は意外でした。
不動産紹介行関係の資格等はネットで調べればたくさん出てきます。
ただ、いきなり不動産の紹介を始めようとする主婦も、そうそういません。
今回は、参考までに不動産紹介をどう副業・起業に繋げたのか、ご紹介していきます。
彼女は好きと問題意識を同時に持っていました。
まず、不動産や新しい部屋を見ることが好きだったということ。
主婦業の傍ら、なんとなくネットで不動産を調べることも多々ありました。
そして既存の不動産で、女性に特化した紹介が、あまりなかったこと。
最初から「女性ならでは」のポイントを抑えた不動産紹介があれば、と考えていたのです。
そこで、好きを仕事に、ということで、不動産紹介業について調べ始めました。
彼女の面白いのは、一度主婦を辞めて、不動産紹介業の会社に入ったことです。
自分で学校に行ったり勉強するより、働くことで一気に習得できるのです。
実際の実務を経験し、やがて自分でスタートできるように状況を整えました。
ただ、こうして自由に働いたり辞めたり出来るのも、夫のサポートがあったからです。
彼女が不動産紹介の仕事をしたいと話た時、夫が辞めても養うと約束してくれました。
だからこそ、彼女は自分の実現したい仕事に向けて、走ることが出来たのですね。
今では、女性目線の不動産紹介を個人で提供しているようです。
最初は主婦だった彼女も、副業から起業に繋げ、事業として展開しています。
主婦だから出来ないことなんて、何も無いのですね。
主婦であろうが、サラリーマンであろうが、全ては自分次第です。
主婦から起業へ|スキルを学びエンジニアに
主婦からITへ転身です。
彼女は主婦の空いた時間でプログラミングを学び、エンジニアになりました。
今は、いくらでもプログラミングを学べるサイトがあります。
彼女はオンラインで技術を学んだそうです。
単純に教えるだけなら、直接、学校に通う時代でもなくなっていますね。
きっかけは、単純に手に職をつけたいという意志からでした。
事務員から専業主婦になったこともあり、専門スキルは特に見につけていませんでした。
スキルの無さが一種のコンプレックスとなり、何か手に職をと考えていたそうです。
そこで夫に相談してみたところ「プログラミング」をオススメされました。
彼女の夫はグラフィックデザイナーで、制作に近しい業界だったのです。
そうでなくても、今はITの時代ですし、プログラミングは気になっていました。
何より、世界のどこに行っても働けることが魅力でした。
それらの理由から、彼女はオンラインのプログラミングスクールを契約。
自分自身でも勉強を重ねながら、徐々にスキルを得ていきました。
ただ、スキルを覚えたところで、最初から仕事があるわけではありません。
そこで、自分の紹介サイトを作るところから始めました。
他にも、自分で思いついたサービスをいくつか立ち上げ、練習を重ねました。
仕事になったのは、10サイトほど練習で立ち上げて自身をつけた頃です。
クラウドソーシングサービスで作ったサイトを作品集として登録。
いくつか仕事に応募すると、何社かから声がかかりました。
最初は小さな仕事で、少しずつ実績を重ね、クライアントとの関係値を作っていきます。
徐々に大きな仕事も依頼されるようになり、ある程度、お金を稼げるようになりました。
今はクラウドソーシングもあり、エンジニアの仕事が取りやすい時代です。
どこも人材不足で、しっかり出来る人がいないのです。
だからこそ、完全に売りて市場で、スキルがあれば求められる状況にあります。
こうして、エンジニアとして副業、起業を実現することが出来ました。
主婦だからこそ、家で好きな時間にオンラインでレッスンが受けられました。
主婦だからこそ、パソコンを駆使して、四六時中勉強することが出来ました。
これが、通常のサラリーマンであれば、時間の確保も難しいところです。
彼女はそういった意味で、主婦である環境に感謝していました。
ちなみに、エンジニアの最高齢は「80歳」以上です。
自分はパソコンが苦手だからと言わず、ぜひ、チャレンジしてみてください。
>>Python資格の取得をおすすめする4つの理由|種類や難易度、初心者向けの資格について解説!
>>イチから始めるPythonの効率的な学習方法と学習の流れについて解説!
主婦から起業へ|自閉症の子供がきっかけで起業
海外の主婦の副業・起業例に面白いものがありました。
とは言っても、実際に作り出したのは日本人の久保田さんという方です。
彼女はシリコンバレーに住んでおり、ITに深い知見があったのでしょう。
まだ彼女が主婦だった時代、自分の子供が自閉症だった彼女。
当時、自閉症の子供が奇声を上げる度、カードを使って意思疎通していたそうです。
しかし、カードはたくさんあり、探すのも一苦労。
子供とコミュニケーションを取るためには、時間も労力も要していました。
結果、コミュニケーションを円滑にしたいと開発したのが、今回のアプリです。
発端は、コミュニケーション用のカードを「全部アプリに出来れば良いのに」という願望です。
iPhoneやiPadにカードが入っていて、素早くコミュニケーションをとれたら楽になる。
そんな願いを叶えたのが、自宅に遊びに来ていたエンジニアの樋口さんでした。
彼はボランティアでコードを書き、すぐにリリースできるようにしました。
それが、voice4uというアプリです。
久保田さんは樋口さんと共に、プロトタイプを作り、機能をブラッシュアップしました。
まさに、発想と技術が融合し、素早い開発と仮説検証を繰り返す現代風の副業・起業です。
大きく育つ事業は、意図せずとも、似た道をたどるものなんですね。
主婦であっても起業家であっても、すべきことは同じです。
結果、出来あがったアプリで子供とのコミュニケーションは大きく改善しました。
最初、彼女は身近な人にだけ使ってもらえればいいと考えていたようです。
しかし、周りが放っておきませんでした。
絶対に会社にして事業として展開すべきと後押しを受け、シリコンバレーで会社を設立。
スペクトラムビジョンズグローバル株式会社としてスタートを切りました。
副業の域を越え、世界でも認められる起業へと進化した瞬間です。
主婦から一気に、起業家へと転身を遂げました。
以降、作ったアプリは数々の賞を受賞。
世界中で使われるアプリとなりました。
しかも、彼女が事業を始めたのは2010年のことです。
当時はまだ、日本人がシリコンバレーで起業することは、本当に稀でした。
発想とテクノロジーが融合することで、大きく事業は進化します。
主婦の個人的な副業・起業から、世界に羽ばたいたケースです。
もし身近にエンジニアがいて、自分が何か案があれば、ぜひ相談してみてはいかがでしょうか。
困っている人を助ける明確な目的があれば、エンジニアも協力してくれるかもしれません。
主婦から起業へ|まとめ
主婦の副業・起業例についてまとめて来ましたが、いかがでしたでしょうか。
あくまでも個人で完結する副業・起業から、大きく世界に拡散したものまで種類は様々です。
ネット社会の今では、随分副業・起業がしやすくなったものです。
もはや主婦だからこそ、得られる視点や環境は、より有利に副業・起業に作用します。
副業・起業のアイデアには、様々な着眼点はあります。
しかし、基本的に突き詰めるものは決まっています。
自分の好きなもの、主婦であるからこそ見つけられる問題点。
何か、自分自身が困ったことや、大変だったこと。
大抵、好きなものか改善したいことです。
もっと便利になったらいいなと思うことや、消えて欲しい問題。
自分で勉強したいものや、スキルとして習得したいこと。
副業・起業と言うと何か掴みどころが無い印象を受けますが、実はシンプルなのです。
今の時代、副業・起業の前に主婦もサラリーマンも関係ありません。
すべきことは、失敗を恐れず勇気を持って一歩踏み出すこと。
そして、世の中に役立ちたいという信念を持って進むこと。
ちょっとした勇気と行動力があれば、状況は覆せるのです。
1年後、まったく異なる自分になっていることを想像しましょう。
すでに副業・起業を持っていて、望んだライフスタイルがあるイメージをしましょう。
どんな生き方がしたいかが分かれば、あとはやるだけです。
本気で何かを成し遂げようと思えば、半年で人は進化できます。
ぜひ、恐れずに一歩を踏み出し、副業・起業、挑戦してみてください。
他の記事では、日本で個人事業主になるメリット・デメリットを紹介している記事や
収入を増やすために日々するべき習慣といった記事などを紹介しています。