起業の方法について、本当に納得できる記事が少ないので書きます。
さあ、起業しようとなったとき。
まず何から手をつければよいか、多くの人が迷っているのではないでしょうか。
実際、起業の方法はすでに体系化されています。
アイディア出しから実現方法まで、ある一定のルールがあるのです。
起業の方法にルールがあるなんて、想像された時はありますか?
ほとんどの方が、起業方法やルールを知らずに戦うから、失敗するのです。
起業方法の本場であるシリコンバレーでは、ルールが浸透しています。
学生の頃から、起業の方法やその思考法は、一般的に教えられているのです。
だからこそ、より素晴らしい起業が生まれてくる一面もあるのは間違いありません。
起業方法のルールとは、一種のマニュアルのようなものです。
日本で起業のマニュアルと言うと胡散臭いものばかりが溢れてうんざりしますけれど。笑
実際、起業の方法とは、そんな胡散臭いものではありません。
シリコンバレーには、膨大な数の投資家が集まっています。
投資家は、企業に投資して、より多くの事業を売却、もしくは上場させたいんですね。
そのためには、起業の成功率を上げ、成長を早めるノウハウが必要不可欠になります。
もちろん、起業家自身も成功したいですし、起業の方法が追求されるのは当然でしょう。
だからこそ、起業の方法はどんどん突き詰められ、結果、一定のルールと化しました。
本場のマニュアルは、長い歴史と経験の中で研究された論文のようなものです。
それを、皆が訓練し、身につけ、実践に落とし込んでいるのです。
今回は、そんな世界最強の起業エリアで生まれた起業方法をご紹介します。
そのへんの、胡散臭い起業の方法に騙されないでください。
本物はすでに存在していますし、一定の常識として世界に浸透しています。
先進国でまともに知られていないのは、日本くらいのものです。
ぜひ、今回の内容を反復し、自分のものにしてみてください。
ただ学んだだけでは出来ませんので、何度も訓練することが必要です。
何回か挑戦することで、いつでも自在に、事業を作り出せるようになるはずです。
- 起業方法1. 事業を仕掛けたいジャンルを決める。
- 起業方法2. まずは観察して共感する。
- 起業方法3. 解決すべき問題点を洗い出す。
- 起業方法4. 問題を解決するアイディアを作り出す。
- 起業方法5. プロトタイプを作る。
- 起業方法6. テストして検証と改善を繰り返す。
- 起業方法7. 実際にプロダクトを作る。
- 起業方法8. 最初のユーザーを入れてビジネスが成り立つか検証。
- 起業方法9. 拡散を始め、司法書士に相談して法人化する。
- 起業方法1. 事業を仕掛けたいジャンルを決める。
まず、起業方法における最初の1歩として、分野を決めることから始めましょう。
といっても、難しく考える必要はありません。
起業方法で最も大事なのは、自分のモチベーションが、どこにあるかです。
何にせよ、自分自身がワクワクしてやれることでなければ、続けられません。
では、どこにモチベーションがあるかですが、本当にどこでも良いのです。
自分が趣味でやっているスポーツでも良いし、好きな遊びでも良い。
習い事でもよければ、なんとなく好きでいることでも良い。
なんでも良いので好きなことが1つあれば、それでOKです。
起業方法で大事なのは、業界がどこかではありません。
どの業界であれ、その分野における「解決すべき問題」を探すことです。
または「進化させる余地のあるもの」を見つけることが起業方法の前提条件です。
前提として、起業とは「何かの問題を解決するか、進化させるもの」と認識しましょう。
つまり、起業の方法とは「問題の解決方法」か「進化させる方法」そのものなのです。
儲かりそうだからとか、というモチベーションでは、ほぼ稼げません。
稼げたとしても、それは実力というよりも、運です。
確かに運で稼ぐ人は多いですが、それではふとしたトラブルで一気にゼロになります。
そうした人を、数多く見てきました。
どんなトラブルに巻き込まれても崩れないのは、やはり実力で稼いだ人です。
起業の方法とは、稼ぐ実力そのものでもあります。
問題の解決方法を見つける、進化してもっと便利にする。
こうしたモチベーションを軸にするからこそ、実力で稼ぐことができます。
ただ、そうしたモチベーションを見つけるのも、やはり好きでなければなりません。
対象の業界に情熱を捧げられるようでなければ、難しいでしょう。
だからこそ、好きな業界や分野を選ぶことこそ起業の方法第一歩目です。
どんな分野であれ、どんな業界であれ、解決すべき問題は存在します。
もちろん、進化させる余地のあるものも存在します。
考えてみてください。
進化の余地も、解決すべき問題も無い業界なんてありますか?
どんな分野であっても、存在するものです。
だからこそ、起業方法における最初に一歩は、モチベーションが続く対象選びです。
自分自身が本当に好きで取り組める分野を選ぶことが、最初の一歩に繋がります。
起業方法2. まずは観察して共感する。
起業の方法、第2歩目です。
好きな業界を決めたら、今度は問題点か、進化すべきポイントを見つける必要があります。
ただ、いきなり問題や進化させるポイントを見つけると言っても難しいでしょう。
起業の方法として、ルールを守り、着実に順番通り、前に進んでいきます。
まずは「観察と共感」というフェーズをはさみます。
明確な問題や伸びしろを見つけるために、ユーザーについて知りつくしましょう。
同時に、ユーザーの気持ちに「共感」してユーザー視点で考える必要があります。
起業方法の大前提はユーザーを軸に考えることです。
ユーザーファーストと呼ばれまして、消費者の潜在的ニーズに焦点をあてます。
本当に彼らが問題に思っていることは何なのか。
より良くなるだろうと考えていることはなんなのか。
根源的なニーズを掘り起こします。
時には、ユーザーと一緒に商品やサービスを開発するくらいでちょうど良いでしょう。
実際に起業方法の後半では、ユーザーと作る場面も出てきますし。
では、どうやって共感していくかと言うと「観察」が必要になります。
観察とは当然、ユーザーを観察することなのですが、これには3つの方法があります。
1つめはユーザーを遠くから観察すること。
自分の存在を相手に伝えずに、一定にユーザーグループを観察します。
2つめは、気持ちを口に出して動いてもらうこと。
例えば、テニスに関するアプリを作るとしましょう。
自分の気持を口に出しながら練習すると、何か面白いヒントが掴めるかもしれません。
3つめは、直接ヒアリングすること。
質問は予め決めておきますが、横道に逸れた話こそ、最も価値があります。
話を膨らませて、相手の潜在的なニーズを読み解きましょう。
観察する時には、必ず複数の手段で記録します。
音声、動画、メモ、3つのツールで記録し、後から情景を確実に思い出せるようにしましょう。
人間の記憶とはあやふやなもので間違いがちなので、記録媒体こそ頼りです。
後から見返して、よりユーザーの気持ちに共感する時に役立ちます。
また、観察後は「共感マップ」を使って、ユーザーの気持ちをまとめてください。
共感マップを使うと、ユーザーが普段どう感じているかを視覚的に知ることができます。
下記の図のそれぞれ該当箇所に、ユーザーから聞いた話や読み取った情報を書きます。
このように、ありとあらゆる視点からユーザーを観察することで、共感を深めます。
一体ユーザーが何を考え、どんな気持ちでいるのか知ることが起業方法の第一歩目です。
無事、ユーザーの気持ちや視点を把握できたら、起業方法のステップを先に進めましょう。
起業方法3. 解決すべき問題点を洗い出す。
起業の方法において、問題を見つけ出すフェーズは事業の輪郭を決めると同義です。
そして、起業方法の中でも、最も命運を分けるフェーズになります。
起業が失敗する原因「NO.1」をご存知ですか?
それは、問題だと思っていたことが、実は大した問題じゃなかった時です。
起業の方法に沿って全てこなしても問題ありませんでした、というケース。
確実に存在している問題を、見つけ出す必要があります。
では、どうやって確実に存在している問題を見つけるのか。
起業の方法において答えは1つで「数」をとにかく出すことにつきます。
確実な問題を見つけ出すためには、大体50個くらい出すべきでしょう。
観察と共感の中で集めた情報を見ながら、どんどん出していきましょう。
共感マップを前に議論しながら、思いついた問題をとにかく提案していきます。
ここで、実際に問題がどれだけ根深いかを議論する必要はありません。
直感的に数を出し続けることだけに徹しましょう。
検討と問題の捻出は、別々に分けるべきです。
まず問題を捻出してから、検討する時間をもうけること。
同時にやると、思考はまとまりませんし、非効率です。
別々のことを、分けて思考することを「収束と発散の思考」とも呼びます。
数を出し終えたら、中から1つだけ選びます。
ここでも起業方法として、基準があります。
それは「確実に存在していそうな問題を選ぶ」ということです。
先程、起業失敗の要因で最も多いのが「問題が存在していなかったケース」とお伝えしました。
まさにそれと一緒で、問題が存在しているかどうかが重要なのです。
起業方法で最も大事なのが、問題の存在確認だったりします。
できればチームで多数決をとってみるべきでしょう。
みんなで問題リストを眺めて、どれが確実に存在しているか選ぶのです。
それも、起業方法のテクニックの1つです。
ただ、もしもその問題存在していなかったとしても、諦める必要はありません。
実際にプロダクトを作ってみて、結果、存在しないケースもあるでしょう。
そんな時は、経験を反映させながら、また問題を選べば良いだけです。
何度でもやり直せるという意味でも、問題の数を出すことは重要です。
>>イチから始めるPythonの効率的な学習方法と学習の流れについて解説!
起業方法4. 問題を解決するアイディアを作り出す。
さて、いよいよ起業方法も中盤に差し掛かってきました。
自分自身が、どういった事業をするか、決めるタイミングです。
起業アイディアとは、問題の解決策そのものです。
これまで、起業アイディアは、天才的な人のものだと思われがちでした。
一部の人だけがひらめくことが許されるイメージがあったかもしれません。
しかし、今回の起業方法をつかえば、アイディアは誰もが作れるものになります。
天才の発想を誰もが生み出せるようにする手法こそ、起業方法そのものです。
今度は、選んだ問題に対して、絵で5つ以上、解決策を書いてみましょう。
言葉ではなく、視覚的に絵で描くことが大切です。
ただでさえ新しい起業アイディアはイメージしづらいものです。
絵で描くことによって、伝えやすく、そして自分でも認識しやすくなります。
もちろん、絵が上手である必要はまったくありません。
誰もここで絵心を求めたりする必要も無いのです。
ただ、相手に伝わりやすく、自分で想像力を膨らませやすければOKです。
5つ絵で解決策を書き出したら、人に見てもらいましょう。
そして、意見をもらいながらアイディアを1つ絞ります。
これで終わりではありません。
絞ったアイディアを軸に5つ以上、さらに絵を描きます。
最後に多数決で、最も斬新なアイディアを1つ選び出すのです。
起業方法の流れとして、以上のフローで起業アイディアを作り出します。
決してアイディアを出す天才じゃなくても、これだけやれば何かは生まれるでしょう。
体系化された起業の方法を使えば、誰もがアイディアを生み出せるようになります。
もし、実際に挑戦してみて、アイディアが失敗したとしても問題ありません。
改めて、別のアイディアを選んで、挑戦してみてば良いだけです。
問題を見つける時もそれでしたが、数を出せばそれだけ実験できる数も増えるのです。
また、数を出しているうちに、アイディアが深まって面白い案が出るようにもなります。
起業方法とは、こうした細かい進歩の積み重ねです。
基本は何か作ってみて、フィードバックをもらい、改善してさらに進む。
優秀な起業家は、大抵の場合、こうした段階的な仮説検証と改善に優れているものです。
けっして、天から幸運が降ってきて、大成功するわけでは無いんですね。
細かい仮説検証と改善の積み重ねこそ、起業方法そのもの、とでも言えるでしょう。
いかに早く効率的に改善を積み重ねるかこそ、起業において研究していくべきものです。
何度も繰り返すうちに、より高速に積み重ねられるようになってきます。
>>情報セキュリティマネジメント試験の難易度や合格率は?必要な勉強時間も解説
起業方法5. プロトタイプを作る。
さて、いよいよ起業方法のステップも、後半になってきました。
解決すべき問題も見つけ、さらにアイディアも出来て、より具体化したのではないでしょうか。
後は、実際にプロダクトがユーザーにとって求められるかどうかです。
もし求められなくても心配する必要はありません。
また、起業方法のアイディア選びに戻れば良いだけの話です。
何度も挑戦しているうちに、今度は「問題が存在しないかも」と思うこともあります。
そしたら、今度はまた起業方法の「問題発見」まで戻れば良いのです。
もちろん、実際に挑戦した経験があるので、ゼロに戻るわけではありません。
一回の挑戦と失敗から得られる情報量は膨大です。
その情報と経験を元に選び直せば、きっと答えに近づくはずです。
さて、話をもとに戻しましょう。
アイディアを具体的に検証するために、プロトタイプを作ります。
起業方法において、いよいよプロダクトが形になる瞬間です。
と言っても、実際に商品を作るわけではありません。
可能な限り安く、短時間で、アイディアの可能性を検証できればよいのです。
小学校の時に行った、図工の授業を思い出してみてください。
ダンボールや、紙粘土、画用紙やガムテープなんかで、色々作りましたよね。
プロトタイプとは図工と一緒で、プロダクトらしきものを身の回りにあるもので作ります。
アプリであれば、ダンボールを切って、UIを描いた紙を貼るとよいでしょう。
カタチのあるものであれば、ダンボールや粘土を使って作ることもできます。
サービスであれば、ロールプレイングをすれば良いだけです。
考えているアイディアを簡単に作ることで、可能性を確認できます。
なによりも、一度プロトタイプを作ることで議論が活発になります。
こうした方が良い、ああした方が良いなど、さらにアイディアも出るでしょう。
実際に使ってみて、議論を活性化するためにもプロトタイプは必要です。
起業方法の基本は、なるべく低予算、短時間でアイディアを検証することです。
従来の起業方法であれば、可能性を検証する前にお金も予算もかけてしまっていました。
それでは、もし失敗した時に、時間もお金も大きな無駄になってしまいます。
まず小さな範囲から検証し、小さな成功と失敗を繰り返すこと。
これこそ、今の時代における起業方法の基本思考なのです。
今でも間違いがちな人もいるので、まずは小さな範囲から考えるようにしましょう。
改めて言いますが、プロトタイプの制作にお金も時間もかけてはいけません。
>>まだ取り掛かっていない企業必見!参考にすべきDX(デジタルトランスフォーメーション)の事例11選
起業方法6. テストして検証と改善を繰り返す。
起業方法の中で、いよいよプロダクトが決定するタイミングになりました。
プロトタイプをテストして、フィードバックをもらいましょう。
テストには、実際にプロダクトを使うユーザーも混ぜるべきです。
開発に関わっていない一般ユーザーを交えて、実験に参加してもらいます。
その中で、生の意見をもらいながら、ユーザーと一緒に改善する機会を持つべきです。
むしろユーザーにプロダクトを作ってもらう、くらいの気持ちで構いません。
集めるユーザーは、友人や知人というフィルターが無い存在の方が良いです。
友人や知人となると、素直な意見が言えないこともるでしょう。
また、同じタイプの人ではなく、ことなる性格やタイプを持つ人にしましょう。
職業や性別、趣味趣向に至るまで、なるべくバラバラの方が良いです。
たくさんの考え方や視点から、なるべく多くのフィードバックをもらう。
そして改善を繰り返すことが、テストですべきことです。
また、その場で生まれた提案は、すぐに反映させて試しましょう。
最速で反映し、試せるからプロトタイプの意味があります。
得たアイディアを次の機会に先延ばしにしていたら、一生完成しません。
その場で何パターンもプロトタイプを試せるようにしましょう。
起業方法におけるテストの醍醐味は、議論が活性化することです。
何もテストしなければ生まれなかった議論も、テストを通して生まれます。
新しい問題やアイディアが生まれることだってあるかもしれません。
根本的に事業を見直す必要も出るかもしれませんね。
使ってみて、即座に改善。
そしてまた使ってフィードバックをもらう。
これを、何回繰り返せるかです。
中には、こうした意見をもらうことが苦手な方もいるかもしれません。
直接、自分のプロダクトを批判されるのは、嫌なものです。
しかし、こうした検証と改善の中の議論こそ、本当の宝物なのです。
本番でヒットさせるためには、この過程がかかせません。
意見と提案が融和して、改善案を出し、はじめて先に進めます。
ユーザーにとって何が不便で、何が不要なのか。
なにがユーザーにとって響かない要因で、何が響くのか。
テストによって、こうした議論を活性化させることに大きな意味があります。
また、Twitterのフォロワーにプロトタイプを投げかけるのも効果ありです。
例えば、プロトタイプを説明するWEBサイトを1ページ作り、Twitterに投稿してみます。
大勢の人が反応をくれれば作る価値がありますし、くれなければ興味が薄いということです。
Twitterは、事前にプロダクトが売れるかどうか判断するためにうってつけです。
もし、今回試したプロトタイプが駄目であれば、またやり直しましょう。
本番のプロダクトを作るのは、プロトタイプが好印象を得た時です。
ユーザーを獲得できる自信を得られたときです。
それまでは、決してお金も時間もかけてはいけません。
>>基本情報技術者試験の難易度や合格に必要な勉強時間について
起業方法7. 実際にプロダクトを作る。
ここまで来ると、起業方法の大半はこなしたと言っても良いかもしれません。
もうプロダクトの可能性は検証されていますし、何を作るかも見えています。
とは言え、そう上手くいかないのも、世の常です。
プロトタイプを制作した時に、検証した人が実際のユーザーと乖離していた場合ですね。
これでは、いくら起業方法をこなしても、上手くはいきません。
実際のユーザーと異なる感覚を持つ人が検証してたことで失敗が起こることは多々あります。
すると、良い評価を得たとしても、実際の市場では売れません。
ですので、実際にプロダクトを作る際も守るべきは「最小から作る」こと。
今回のテーマや軸になる機能だけを作り、公開します。
軸となるテーマで気に入ってもらえなければ、大抵、上手くいきません。
起業方法のステップを、また巻き戻って挑戦しなおしましょう。
何度でも巻き戻って挑戦する方法そのもが、起業方法の醍醐味と言えるでしょう。
最も駄目なパターンは作り込んでしまって、実はだめでしたという時。
まだこの機能が無いと出せない、まだクオリティが低くて出せない。
そんなことを言い始めたら、最悪の展開と考えましょう。
時間も予算もかけて駄目な場合が、起業方法において最悪なケースなのです。
話合いをしていると、どんどん機能の量重視で考えてしまいます。
しかし、それは意味がありません。
機能は広げるのではなく、突き詰めることに意味があるのです。
最も大切な機能に焦点を当てて、とことん突き詰めましょう。
起業はとにかくスピードが命です。
どれだけ素早くプロダクトを世に出し検証できたかがものを言います。
うかうかしている間に、同じコンセプトをライバルが実現してしまうかもしれません。
起業の世界は速度が重視されているのです。
それに、高速で成功したいなら、高速で試して行かなければ、一生ゴールにたどり着きません。
どうやって効率よく高速に仮説検証できるかに、起業方法の意味があります。
何も、業界で一番手である必要は全くありません。
しかし、一番手であることで得られる利益も見過ごせないものがあります。
常にリーダーとみなされるのは、新しい概念を出し続けるチームです。
スティーブ・ジョブズやイーロン・マスクがリーダーであり続けるのはなぜか。
それは、新しい概念を生み出し続けているからです。
リーダーとなり、フォロワーを獲得することを恐れずに進みましょう。
起業方法8. 最初のユーザーを入れてビジネスが成り立つか検証。
初期のプロダクトが出来たら、すぐにユーザーを入れはじめましょう。
課金してもしなくても構いませんが、ユーザーに負荷をかけるべきではありません。
価値があれば、値段が上がっても、ユーザーは購入してくれます。
それよりもリスクなのは、最初に大量のクレームを受けてしまうことです。
こうしたリスクヘッジも考えられているところに、起業方法の価値を感じます。
起業の方法を学ばずに踏み込むと、いきなり高額で売ってしまったりしますから。
クオリティが低い段階で、高額な料金請求はリスキーです。
最初は低く設定し、徐々に上げていくことが起業方法の基本です。
もちろん、すでにクオリティが高いと証明されるなら別ですけどね。
大抵、営業や代理店にしか、それは当てはまりません。
ユーザーを入れて、観察しながら、じっくりとビジネスが成り立つか検証しましょう。
どのようにユーザーがプロダクトを使い、何を考えているのか。
そもそも良いと思ってくれているのかどうか。
プロダクトを喜んでくれているのかどうか。
もしそうでないなら、何を改善すれば良いか。
検証すべきことは多々ありますが、主にユーザーの満足度です。
満足度が低いうちには、絶対に拡散してはいけません。
起業方法のルールに沿って、満足してもらえないうちはひっそり作り込みましょう。
後によくなるかもしれないのに、ユーザー 逃しては意味がありません。
これまで、起業方法に沿って我慢せず、拡散してしまった人を何度も見ました。
結果、大量のクレームを受けただけでなく、二度とユーザーは戻ってこなくなったのです。
もう少し突き詰めれば、よいプロダクトになっていたかもしれません。
拡散するタイミングの見極めは、プロダクトを売るために大事なことです。
ちなみに、拡散するタイミングの見極めは、解約率が30%以下の時です。
週に6%ずつ成長し、月の解約率が30%を切れば、伸びていきます。
具体的な数字に落とし込むと、タイミングも見やすいですよね。
今の数字なら、有料ユーザーが減ることはないと確信してから拡散しましょう。
起業方法9. 拡散を始め、司法書士に相談して法人化する。
起業方法の解説も、いよいよ大詰めです。
起業方法8に沿って、しっかりと数字を確保できたら、マーケティング開始です。
ソーシャルネットワークや広告を使って、どんどん拡散しましょう。
すでに継続率と解約率、成長率は確保できているので、心配はありません。
拡散すればするだけ、成長していくはずです。
あとは、ユーザーに空きられないようにクオリティを高めます。
機能を増やす議論をするのは、このフェーズです。
新しい機能を提供することで、ユーザーに飽きられないようにしていきます。
少しユーザーが離れても、斬新なアップデートをすることで、また戻ってきます。
そして、このタイミングで法人化していきましょう。
起業と言うと、すぐに法人化しようとする人が多すぎます。
しかし、無理に法人化して株式等の重要な問題を決めてしまう必要はありません。
チームとして誰かと一緒にやっている場合であれば、なおさらです。
事業を作っていく中で、様々な葛藤もありますし、仲間が離れることもあります。
新しい仲間が入ってきて、力を発揮することだってあります。
そんな紆余曲折が激しい初期段階で、株式等を決めてしまうとあとでトラブルになります。
法人化は最初の段階でするのではなく、ギリギリまで粘るが起業方法の鉄則です。
いけるところまで個人同士で進むことを意識しましょう。
収益化が見え、メンバーの役割も明確化し、上手く回ったタイミングで法人化すべきです。
法人化なんて、司法書士にお願いすれば、すぐやってくれますからね。
大体金額も15万円〜25万円程度で、そんなに高いものではありません。
無事、法人化も済んだら、思う存分事業を拡大していってください。
さて、ここまでが一通りの起業方法です。
何を自分がすべきか、なんとなくご理解頂けましたでしょうか。
起業方法と言うと、誰もがすぐに手続きや税金について調べ始めます。
なにをすれば、法人化できるのかということを中心に考えてしまいます。
しかし、起業方法の軸は、何より自分が売るべきプロダクトにあります。
何を自分が売っていて、上手くユーザーに浸透するのか。
ユーザーにとって価値のあるプロダクトを世に出せるのか。
それこそが、起業方法で考えるべきことです。
最初は、余計な手続きは考えることなく、社会にとって魅力的なプロダクトを作りましょう。
より社会を便利にする商品やサービスを作ることが、起業方法のほとんどです。
それさえクリアできれば、後は情報もリソースもたくさん集まってきます。
ぜひ、みんなが欲しいと言ってくれるようなプロダクト作りに注力しましょう。
そして、本物の起業家として、社会に価値を提供していきましょう。