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社会の多様性とは? 「9割が勘違い」する本当の意味

全て|2018年05月23日

2018年05月23日
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多様性って何?と聞くと、多くの人が答えに詰まるのではないでしょうか。
多様性という言葉が社会で叫ばれるようになったのは、ここ数年のことです。

大きなきっかけは、世界的にイノベーションが進んできたこと。

Googleやappleを始めとして、新しい発明が次々に社会の仕組みを破壊したからです。
インターネットが普及して、紙媒体の価値は絶対的なものではなくなりました。
iPhoneとapple storeという生態系が生まれ、ほとんどのツールがアプリに置き換わりました。

発明による、社会の大きな変化、それがイノベーションそのものです。

こうした社会的変化の中で、破壊される側にならないためには、どうすべきでしょうか。
答えは単純で、市場を新しく作り変える側になるということです。
大きな企業であればあるほど、その必要性を認識する必要があるでしょう。
市場が大きく変われば、直接ダメージを受けるのは、その市場を大きく牛耳る組織です。

多様性が叫ばれ始めたのは、まさにこうした変化があったからです。
世界が大きく変化すると同時に、多様性という言葉が大きな意味を持ちました。
なぜなら、イノベーションを発生させるためには、多様性が必要と言われているからです。

なぜ、多様性とイノベーションが関係あるのでしょうか?

多様性という言葉、日本と海外では大きな違いがあるようです。
そして、多様性という言葉の認識の差が、日本と海外の差のような気がしてなりません。
今、日本において多様性と言うと、耳にするのは次のような項目です。

  • 女性のキャリア支援
  • 子育て支援
  • 障害者の雇用
  • 主婦リソースの活用
  • 高齢者のリソース活用

といった視点について、多様性やダイバーシティという言葉をよく聞きます。
多様性やダイバーシティを、上記のような項目であると認知する人も多いでしょう。
確かに、今、日本で主にピックアップされている項目も多様性の一部です。

しかし、あくまでも多様性の一部であって「本質」ではありません。

イノベーションが加速する時代。
日本の多様性はそれこそ、単なるリソース不足の穴埋めのような印象を受けます。
少子高齢化が進み、働く人材が減少したから、みんなで仕事をしようというような話です。
社会の変化に対応するための、根本的な多様性とは、少しズレているのではないでしょうか。

では、多様性とは本来、何を意味するのでしょう。
その意味を紐解くには、1960年代まで振り返る必要があります。

1960年代、デジタル革命が起こり始めたシリコンバレー。
サンフランシスコ周辺には、非常に多様な文化が存在していました。

ヒッピーやバイセクシャル、ゲイ、レズ、MBAや研究者、音楽家や芸術家。
薬で頭が少し飛んだようなキッズや、ハッカー。
社会性がある人も、まったく無い人も、一緒になって生活していたのです。

そんなシリコンバレーに、いつしか「世界を変える」という反骨精神が生まれました。
世界を変えるという革命の前に、シリコンバレーの人々は一緒になって議論しました。
互いを受け入れ、価値観の違いを受け入れ、融合させ、上乗せし、アイディアを出し合ったのです。
ヒッピーとハッカー、投資家に学者、先生、MBA保持者、芸術家。
あらゆる個性と個性が混ざりあいながら、他社を受容し、受け入れ、発想を高めあいました。

結果、コンピューターを中心とした新しい世界が幕を開けたのです。

多様性とはつまり、こうした状況や文化、精神の在り方のことです。
マイノリティもマジョリティも、互いを受け入れ合って、何も否定しない。
かつ、受け入れ、受容し、アイディアを上乗せして未知の発想にたどり着く。
反骨精神や世界を変えるという目的の元、それぞれの文化を融合扠せ続ける。
だからこそ、イノベーションが生まれ、世界を変える事業が生まれるのです。

今、日本で語られる多様さにはこうした意味合いは、ほとんど存在しません。
オープンイノベーションや多様さを語りながらも、体現できる組織はごく一部です。
今まで、様々な試みについて聞いてきましたが、そのどれもが本質とはかけ離れています。

まず、多様性と言えば、女性支援や子育て、障害者支援が中心。
意見を受け入れ、受容しあうのが本質なのに、会議になれば言いたい放題。
自分の意見をぶつけるだけで、他人の意見を発展させられる人も少ない。

方針の違う人は組織から排除し、むしろそうした考えを求める組織もある。
規律を未だに重要視し、それより重要なものを見逃してしまう。
意見や意志や、精神や文化の在り方への理解も微塵も無い。

にも関わらず、多種多様を口にだすような組織が多いような気がします。

社会において、バズワードとも言える多種多様を口に出すのは簡単です。
しかし、実際に体現するとなると、それが可能な人はどれだけいるのでしょうか。

僕達は、状況的にも文化的にも、たしかに多種多様さをわかりやすく感じられる機会は少数です。
イノベーションが叫ばれる今、多様さは本質的な意味で捉えられるべきではないでしょうか。

海外と日本では、多様性と一言で言っても、在り方が異なります。
特に、アメリカの西海岸を中心とした「人種の坩堝」とは、思考の形が異なるのは当然です。
感じ方や捉え方も、大きく異なっています。

ほぼ同一の環境で、似た価値観の人と暮らすことを好む日本社会。
そして、常に多様な人種に囲まれて、幼少時代から過ごすことが普通な西海岸。

どれだけの思考の違いが、そこにはあるでしょう。

これまでは、日本の単一の価値観でも、社会は成り立ってきました。
多様さを排除する方法が、最適だった時代もあるかもしれません。
しかし、現在は異なります。
今度は異質なものを排除するのではなく、受容する必要があるのです。

本質的な多様さを受け入れ、学び、意見を融合させる。
自分とは異なる他者を受け入れ、より別種の思考を取り入れていくこと。
それこそが、今後目指すべき多様性なのではないでしょうか。

日本式の価値観で受け入れるのではなく、価値観の前提さえ壊してしまう。
そして、新しい価値観を組み合わせて構築しなおすこと。
今後の日本の社会にイノベーションを起こすために。
本質的に多様性を理解することが、無関係なはずはありません。

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