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【最新】これだけ避けて。起業の「失敗原因」10パターン

全て|2018年06月08日

2018年06月08日
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失敗原因と言いましたが、失敗すること自体は良いのです。
何度でも失敗し、失敗から学ぶことによって成長します。

例えば起業の本場シリコンバレーでは、失敗すると褒められます。
いち早く失敗し、何が失敗の原因だったのか、学ばせてくれるからです。
Googleにいたっては、失敗に対してボーナスを出すほどですからね。

大前提として、失敗自体はだめなことではありません。
では、今回ご説明する「失敗」とは何か。
それは、立ち直れないほど大きな失敗原因ということです。
起業を継続できなくなるくらいの失敗です。

一体、起業を継続できなくなるほどの失敗原因はどこにあるのか。
活動を継続し成功に近づくためにも、なぜ致命的に失敗するかを知る必要があります。

起業について調べると、まず成功原因を探りたくなりませんか?
でも、本当に必要なのは、成功原因ではありません。
どちらかと言うと、失敗要因の方が重要です。

成功のパターンは、人によって異なるものです。
また、時代によっても変わって行きます。
一概に、これをしたから成功、と確信できるものではありません。

しかし、失敗原因は時代を得てもそこまで変わらないのです。
起業は立ち直れないほど大きな失敗を侵さなければ、何度でも挑戦できます。

今日は、失敗の仕方と同時に、致命的な傷を負う失敗の原因についてお話します。
自分で挑戦するときは、可能な限り失敗原因を避けて進みましょう。

起業失敗原因1 : お金を使いすぎ

はてな

もっとも多い失敗原因は、これです。
お金の使いすぎ。

今、起業の主流は小さく始めることです。
可能な限り最小な範囲でプロダクトを作り、試す。
小さく試した結果上手く言ったら、予算をかけて拡大する。
こうした流れがベストであると言われています。

つまり、起業が上手くいくという自信無しに、お金を大量に使うなんてありません。
お金を大量に使う時は、ある程度上手くいく兆し、トラクションが見えてからです。

ところが、慣れていない人は、とんでもない金額をいきなり使います。
だからこそ、大きく失敗して立ち直れなくなってしまうのです。

最初は、可能な限り、お金もかけず、時間もかけない状態からのスタートです。
例えばアプリ開発が必要だったとしても、最初からエンジニアを雇うべきではありません。

アナログでも、簡易的な工作でも、なんでも良いから起業の可能性を探る方が先です。
最初に起業の可能性を探ることが、失敗原因を潰します。

店舗型のビジネスであれば、まず1日どこかを借りて試してみましょう。
大きな投資を必要とするような場合でも、最小で試せる形はあります。

アプリであれば小学校の工作みたいにダンボール等を使って再現してみましょう。
複数人を集め、工作したプロトタイプを使い、寸劇のような形で試せます。
「このボタンを押したらこんな現象が置きます」と場を支持する人が入れば実験できます。

デジタルのウェブサービスであれば、まずアナログで試せないか考えてみましょう。
プログラムで自動化しなくても、自分自身が動いてサービスとして検証できるはずです。

もし、どれも実験が難しかったら、1ページブログに記事を書きましょう。
事前登録を募集してみれば、どれだけの人がアイディアに興味を持つかわかります。

このように、最小の範囲で可能性を検証する方法はいくらでもあります。
わざわざ最初から大金を使うから、大きな失敗の原因となるのです。
まずは小さくはじめることで、お金の失敗原因を潰しましょう。

起業失敗原因2 : ニーズを確信しないまま拡大した

はてな

失敗原因で最も多いのが、やってみたらニーズが無かったということ。
ニーズというよりも「こんな問題があるだろう」と思っていたら無かったケースです。

基本的に起業は問題解決から生まれます。
しかし、問題を見つけたとして、その問題で困っている人が少なければ事業になりません。
だからこそ、起業を失敗させる前に、原因を明確に特定することが大切です。

以前、家にお手伝いさんを呼ぶサービスがありました。
スマートフォンを使って、空いているお手伝いさんと消費者をマッチングするのです。
お手伝いさんの仕事を探す手間が省ける、良いサービスだと考えられていました。

しかし、このサービスは見事に失敗しました。
何が原因だったのでしょう。

答えは、駄目なお手伝いさんばかり集まり、クレームが殺到したことです。
もともと優秀なお手伝いさんは、リピーターが増えるので、仕事に困っていませんでした。
結果、サービス全体の質が下がり、顧客を獲得できなくなってしまったのです。

お手伝いさんが仕事に困っている、という問題は幻想のものでした。

では、一体どうすれば、こうした失敗原因を回避できるのでしょう。
1つの答えが、まず消費者と深く共感することです。
消費者に完全になりきれるまで、理解を深めることです。

問題やニーズを特定するためには、消費者との共感が欠かせません。
例えば、フライパンを利用する消費者と共感してみるとします。

消費者が何を考え日々生活し、何を不便と思っているのか。
料理をする時、どんな気持ちで料理をするのか。
何を考えてフライパンを使うのか。
隅々まで、消費者の気持ちに共感する必要があります。

深く共感し、消費者の気持ちになることで、的確な問題が見えてくるでしょう。
問題がない、ニーズが無いを原因とする失敗を避けるために必要な手順です。

起業失敗原因3 : メンバー間のすれ違い

ビジネス

人間関係を原因とする起業の失敗も、王道中の王道です。
と一言で言っても、すれ違いが起こる原因もいくつかあるんですよね。
具体的な起業が失敗する原因にわけると、主に3つあります。

1つめがマインドの温度差を原因とする起業の失敗。

リーダーシップを取る人間が異様にテンション高いものです。
しかし、周りの人がついて来れない時がよくありますね。
でも大体、温度差がある時って、そもそも招き入れる仲間を失敗したとも言えます。
本当に一眼となって進んでいるチームは、みんな全力で前向いてますし。

2つめが、スキル的な不一致を原因とする起業の失敗。

基本的に仲間は、人間的な相性をベースに引き入れます。
一緒にいて楽しいチームであれば、どんな困難でも解決できると。
確かに、人としての相性は、最も大切な判断基準です。

しかし、相性で選んでも、スキルが不一致の場合、割と崩壊します。

役割分担をした時に、誰が何をやるのか明確でない場合。
同じスキルセットを持つ人が2人いて、片方が優秀だった場合。
スキルが今のチームにとって不要だった場合。

すべて、起業失敗の原因に繋がります。

結局、優秀な人に仕事が集まり、できない人は暇になります。
その末路が「お前、何もやってないじゃん」という言葉です。
相性で引き入れたは良いものの、結局人間関係は崩壊。
スキルの無さを原因として、起業が失敗に陥るパターンは数多くあります。

誰かを引き入れる時は、必ず、スキルを補い会える関係性にすべきです。
一番メジャーな組み合わせは、リーダー、デザイナー、エンジニアですね。
最近では、ホットショット、と呼ばれる専門家。
大企業の中のチームには、社内政治を仕切る政治家なんて人も必要になります。
チームメンバーが原因での起業失敗を防ぐには、バランスが必要です。

3つめが、方向性のぶつかり合い。

これは単純に、話会う力が弱いんですよ。
ブレストや会議の仕方をそれぞれ、訓練した方がいいですね。
方向性を原因とした起業の失敗をしないためのポイントは3つあります。

他人の意見を否定しない、他人の意見に乗っかって発展させる。
ブレストの場合、ここに「答えを出さない」が入ります。

話合いが上手な人が集まると、ほんとにスムーズに方向性が決まります。
ぶつかり合いが原因の起業失敗なんて起こりません。
話し合う力を、それぞれ鍛えていきましょう。

これらの原因を排除すれば、メンバーが原因の起業失敗は大体なくなります。

起業失敗原因4 : タイミングが悪い

成長

起業には波が存在します。
時代の波に乗ることが出来ないことは、大きな失敗の原因になります。

よく「時代が追いついた」とか「早すぎた」とか言われる起業がありますよね。
どんなに素晴らしい起業であっても、社会に受け入れ体制がなければ失敗するのです。

例えばiPhoneが1990年代に生まれても、失敗したでしょう。
個人が手元で様々なタスクをこなす世界を、誰も想像できてないのですから。
時代の波に乗れないことを原因として消えた起業は無数にあります。

遥か昔、今のオキュラスやプレイステーションVRに似たプロダクトがありました。
任天堂が出した、バーチャルボーイというハードです。
バーチャルボーイの形はまさに、現代におけるVRと同じものです。
もちろん、3Dの中に入り込める体験ができました。

しかし、当時は大きく失敗したのです。
これほど将来性のある起業にも関わらず、消え去ってしまいました。
何が失敗の原因だったのでしょうか。

まず当時はハードの技術力が追いついておらず、画面は赤でした。
全てが赤と黒の線で出来ていて、今のような理現実感はありません。

それに、まだ社会がVRを受け入れる認識が整っていませんでした。
今でこそVRは徐々に普及してきました。
しかし、当時は価値を理解できなかったのです。
彼らの起業は、早すぎました。

オキュラスやプレイステーションVRは、今のタイミングで出たから成功したのです。

このように、どんなに素晴らしい起業でも、時代の前では無力です。
タイミングが原因で失敗した起業は、まだまだあることでしょう。
大切なのは、適切なタイミングで求められる起業することなのです。

起業失敗原因5 : 資金を調達しすぎた

money

資金が多すぎることが原因で失敗するなんて、普通は想像出来ないかもしれません。
起業家にとって、大きな資金調達は一種のレベルアップです。

ところが、資金調達を原因とする失敗は、想像以上に存在します。
活動できる体力が大きいのに起業が失敗するのは、一体なぜでしょうか。
答えは「制限がある」という状況そのものにあります。

資金がギリギリである、という事実は、案外人を創造的にするものです。

例えば、何かタスクをこなす場合について、考えてみてください。

制限時間を設けた方が、制限時間が無い時よりも、集中して行動できますよね。
限られたリソースのみで、難しいミッションをクリアしてと言われたら。
なんとかあるもので工夫してクリアしようと思うはずです。

期限がある、締切がある、ということは、人の力を引き出します。
余裕があると、人はだらけてしまうものなんですね。
心当たりがある人は、何人もいるはずです。
起業で成功したり、仕事ができたりする人は、上手く締切の力を使いこなしているのです。

資金を大きく調達できた、ある起業家がいました。
アイディア事態は素晴らしかったのですが、彼は致命的に失敗してしまいます。
手に入れた資金にあぐらをかいて、拡大を優先し広告を打ちまくったのです。
それこそ大金をかけて、どんどん広告を打ち出しました。

しかし、実際はプロダクトの質が追いついておらず、顧客は離れてしまいました。
結局資金は底をつき、起業は失敗に終わりました。
もし、資金がなかったら、無理に彼は拡大を狙わなかったはずです。
まずプロダクトに注力し、既存顧客を満足させる方向に舵をきったかもしれません。
お金が無いので、広告も打てなかったはずですから。

起業後、こうした安易な決断をさせてしまうのも、資金調達の失敗です。
お金がありすぎると、試行錯誤することを忘れて、安易な手段に走ります。
つまり、思考停止してしまうんですね。
結果、ありきたりな失敗にはまり込んでしまうのです。

Gmailが生まれた時の状況が、まさにそれを表しています。
Gmailを作った当時、ライバルのマイクロソフトは100人体制でWebメールを開発していました。
しかしGmailのチームはたったの15人程度。
この状況を見て、開発者たちは「勝てっこ無い」と思ったことでしょう。

そんな時、Googleのラリー・ペイジは言いました。
「だから、勝てるんだよ!」と。
お金が有りすぎると、逆に想像力を失ってしまうことを知っていたのかもしれません。
こうした反骨精神こそ、イノベーションや、起業家の根源かもしれませんね。

起業で勝つのは、資金があるチームではなく、創造性を発揮したチームです。
無駄に資金があると、試行錯誤することを忘れてしまいがちなのです。
同時に焦る気持ちも、お尻に火をつけられる気持ちも、忘れてしまうでしょう。
その先に待っているものは、壮絶な起業の失敗です。
だからこそ、資金は常に生きていけるギリギリで戦うべきなのです。

起業失敗原因6 : 致命的なトラブルがおきた

はてな

予期していないトラブルは、常に失敗原因として存在します。
よくある顧客流出や災害による状況の変化など、突発的なトラブルはいくらでもあります。
こうした「天災」的な影響による失敗は、どのように回避すれば良いのでしょう。

実際、こうした失敗を確実に回避することは出来ません。
僕たちができることは、警戒することのみです。
常に、突発的な失敗に起業を壊されないよう、注意する必要があります。

仕事のパートナーが、よく言っている言葉があります。
こうしたトラブルが起きた時に、対応できないことが失敗だと。
何か突発的なトラブルが起きても対応できるように、予め準備しておく必要があると。
つまり、何か予期しないトラブルがあった時、対応の準備をしておけということです。

例えば、身近なコンビニエンスストア。
大地震が起きても、経営状態に大きなダメージはなかったりします。
それどころか、地域を支援したりも出来ますよね。
予め、トラブルに対してどう動くか用意しあれば、むしろ印象アップになったりします。
本来なら大きな失敗に巻き込まれるところを、チャンスに変えられるのです。

まったく予想してなかったトラブルは、起業したての時から色々あります。
例えば、信じていた仲間が裏切って、お金を盗って逃げたとか。
横領事件は、たくさんの経営者が経験していることでしょう。

トラブルによる失敗は、その時にどう動くかを決めていなかった自分の責任です。
起業するのであれば、数多くのトラブルに見舞われるのが普通です。
そうしたリスクを織り込んで、起業出来ていなかった自分が悪いのです。

だからこそ、何か良きしていないトラブルが起きた時の対応は考えておきましょう。
そして、何が起きても大きな失敗に落とし込まれないようにしておきましょう。
起業する上で、いかなるトラブルだって、誰のせいにも出来ないのですから。

誰かのせいにしたところで、状況は好転しませんし。
これから起業される方は、未知のトラブルに対しても警戒しましょう。

起業失敗原因7 : 役割をなすりつけあう

memo

起業時、誰が何の役割をするか、決まってない時に発生しがちな失敗原因です。

「誰が実行するの?お前やって」となった時は、速攻で解散した方がいいかもしれません。
結局「お前、何もやってないじゃん問題」が発生してしまうからです。
メンバー間のすれちがい問題の時に、お話しましたね。
遅かれ早かれ、チームは上記が起業失敗の原因となり、崩壊に向かいます。

仕事を嫌がるということは「起業に思い入れが足りない」ということですからね。
もし一致団結していたのなら、可能な限り実行しようと、全員が前のめりなはずですから。

でも、実際、中途半端に構成されたチームは、なすりつけあいが原因でよく失敗します。
つい先日も、役割を決めたはずなのに、自分の役割まで他のメンバーにやらせようとする人がいました。
人によっては、自分たちで起業しようというのに、そんなことする人いる?と思うかもしれません。

残念ながらいるのです。そういう人が。

開発担当のハッカーと、集客担当が2人いました。
集客担当の人が、なぜかハッカーを打ち合わせに連れていって、交渉を任せようとしたのです。
技術の説明についてなら、まだわかります。
しかし彼は、クライアントと交渉し、説き伏せるよう、促してきたわけです。
その場において、クライアントを説き伏せるのは、ハッカーの仕事ではありませんでした。

もちろん、ハッカーも何かの拍子で集客することもあります。
自分のサービスを周囲の知り合いに宣伝するくらいはできるでしょう。
しかし彼は、そのためにチームに雇われたわけではありません。
明らかに、営業担当の人材が「丸投げ」してきただけです。

こうした細かいトラブルが、大きな起業失敗の原因になります。

するずる行ったら、おそらく本人は仕事をなすりつけていたでしょう。
こうしたパターンは結局1人に負荷が集まり、チーム崩壊の原因になります。
ずるして楽しようと思ったら、起業が失敗しないわけがありません。

しかも、案外こうした人って、年齢が上の人に多いのですね。
自分より年下の人が、全部やるべきだとでも思っているんでしょうか。

もしあなたがチームを組んで、一人でもそういう人を見かけたら。
一度、チームを解散した方が良いかもしれません。
あからさまな「楽をしようという意志」は、起業失敗の最たる原因となります。

起業失敗原因8 : プロダクトのクレームを解消できなかった

memo

プロダクトにクレームはつきものです。
何か行動を起こせば、それが起業でなくても、クレームや反発は起こります。
クレームや問題が起こることは仕方ないとして、問題はそこにどう向き合えるかです。

僕たちがプロダクトを開発する時には、どこからでも運営に意見を言える窓口を設置します。
ALTEAを見て頂ければ分かるのですが、コンテンツ1つ1つに意見できるようになっています。
絶対に意見を言える場所を隠したりはしません。

なぜなら、こうした細かいフィードバックこそ、致命的な失敗原因を解消するからです。
起業ではユーザーのフィードバックと改善が全てと言っても良いでしょう。
ユーザーと共感し、向き合い、不満を受け入れ解消していく。
この繰り返しで失敗原因を解消し、満足度を向上させていきます。

しかし、誰でも自分のプロダクトに対して不満を言われるものは怖いものです。
せっかく役に立とうと思って起業して、なんでこんなに叩かれるのかと。
真正面からクレームを言われ、怖くなってしまうこともあるかもしれません。

それでも、起業家は正面からクレームを引き受ける必要があります。
むしろ積極的に不平不満を受け入れ、改善にむけて努力する必要があります。
出来なければ、クレームは解消されず、大きな起業失敗の原因になるだけです。

常にプロダクトに対して、意見をできるようにしておきましょう。
クレームを受けることを、恐れないでください。
細かい失敗を、避けずに真正面から向き合ってください。
それこそ、大きな致命的な起業失敗を避ける1歩になります。

できるだけ早めにクレームに向き合い解消しておくと、後が楽です。
失敗原因が少しずつ減っていき、致命的なクレームは少なくなるでしょう。
可能な限り、組織もプロダクトも小さいうちに、クレームは潰しておくべきです。
大きく広がってからでは、それこそ大きな起業失敗原因になってしまいます。

よく、起業はいきなり拡散するなと言われます。
それは、クレームも解消せずにいきなり拡散してしまうと、致命的な失敗に繋がるからですね。
100人にクレームを言われて失敗するよりも100万人にクレームを言われる方が致命的な失敗です。
可能な限り100人の時に、考えられるクレームを潰しておけば、100万人に喜んでもらえすでしょう。

起業失敗原因9 : 時代が変わってニーズが消えた

メモ

大企業の新規企業やイノベーションプロジェクトにありがちな失敗ですね。
今はだいぶマシになってきたようですが、昔はけっこうあった失敗原因だそうです。

「これからはこんな時代だから、こんな技術を開発しよう」

そう方針を決めて、膨大な金額を使い、最高のものを開発しようと挑戦を始めたとします。
ところが、開発期間が長すぎて、リリースする時はすでに時代遅れになっているのです。
特に今の時代は、テクノロジーが進化する速度が高速ですからね。
うかうかしていたら、瞬く間に時代は先に進んでいます。

昔は、まともな製品を作るまでに5年は開発期間が必要だったそうです。
ほんと、長いですね。
今の時代にそんなことを言っていたら、出したころには不要になっています。
ニーズが消え、全ての労力は水の泡になり、起業は失敗に終わるでしょう。

ただ、これは何も大企業だけの失敗原因ではありません。
個人の起業でも、よく見る失敗原因です。

俺はこんな未来を見ていて、これで起業するんだ!みたいに話していた人がいました。
しかし、なかなか実行しないもんだから、その未来が訪れてしまったのです。
もはや実行していないので、失敗すら出来ていません。
最悪のパターンです。

もし思い切って実行していたら、その未来は彼のものだったかもしれません。
考えているだけで起業しなければ、瞬く間に未来は今になってしまいます。
その時に後悔したところで、遅すぎます。

実行して失敗しましょう。
ニーズが満たされる前に、先回りして小さく失敗しましょう。
しかも何度も小さく失敗をして、その原因が何なのかを探りましょう。
細かな積み重ねが、大きな致命的な失敗を避け、起業成功を手繰り寄せるきっかけになります。

起業失敗原因10 : 意味不明な自称投資家とのトラブル

money

案外、大きな失敗原因となるのが、投資家なんです。
投資家と聞くと、リスクを負って投資してくれる天使みたいな人だと思いこんでいませんか?
その名の通り、起業に投資する個人投資家はエンジェルなんて言われていますし。
ところが、その定説を誰にでも適応すると、致命的な起業失敗の原因になるんです。

パッと思いつく起業家とのトラブルだけで3つあります。
そのどれもが人生を左右する大きな起業失敗の原因となっています。

1つめが、投資と言いながら、融資だったケース。
これは資金調達の記事でも説明しましたが、投資すると言って実は借金だったケースがあるんです。
投資とは基本的に、資金を提供する代わりに株式を取得します。
起業家も投資家もリスクを負う同じ立場で、失敗したとしても資金を返金する必要はありません。

しかし、もし口約束でもらってしまったお金だったのだとしたら。
株式のやり取りも、書類もなく、お金だけもらってしまったのだとしたら。
あとから返せ、と言われても、仕方ありません。
自分がしっかり、契約しておかなかったのが悪いとしか言いようがありません。

結局、投資という言葉を信じて口約束でもらったばかりに、致命的に人生まで失敗した例があります。
その人は自分でお店を作った挙げ句、返せない借金をかかえ、自己破産してしまいました。
本人が、自ら原因を作り、起業を盛大に失敗させてしまったのです。

2つめが、企業を売却間際に投資家が色々言ってきたケース。
それまで順調だったのに、いざ売却するとなったら、株式比率について文句を言ってきたのです。
しっかり最初に契約書を交わしていたのにも関わらずです。
契約書で決められていない細かい箇所をついて、自分の取り分を多くしようとしたんですね。

結局そのケースでは、裁判になり、1年の時間を失ってしまったそうです。
でも、こうした起業家の欲望が原因となる失敗って、どう向き合っていけばいいのでしょうね。

方法は2つあって、まず人としての関係性を最高レベルに深めておくこと。
誰でも、本物の親友と、無駄にお金のトラブルを起こしたくは無いですからね。
もう1つが、こうした原因が端となる失敗を、織り込み済みで資金調達することです。
万が一こうしたトラブルになっても、致命的な失敗にならないよう、計画を練っておくわけですね。

いずれにせよ、投資家がごねることによる失敗に対応する作戦を考えるべきでしょう。
しかも、起業して資金を調達するその瞬間から予め見越しておく必要があります。

3つめが、投資家と名乗る本人自体が、あまりよく投資を知らなかったパターン。
お金はあって、起業で成功したとしても、投資について詳しいわけではありません。
中には、株式にさえあまり理解の無い資産家もいるんです。

こうした資産家は、後になって「話が違う」なんて言ってきます。
すっかり何かを勘違いして、ごねてきたりします。
しかし、もし起業家側が投資についてある程度理解していれば、避けられる失敗です。
何を言われたところでくつがえせないよう、しっかりと資本政策を作っていきましょう。

このように起業家と投資家の間には、謎の失敗談がたくさんあります。
いくらか個人投資家から資金調達を受けるときは、致命的な失敗原因を予め認識しておきましょう。
そして普段から、予期できる失敗原因を逃れられるよう、計画を作っていきましょう。

参照 : 起業・副業の資金はどう集める? 資金調達の方法と傾向9選!

まとめ

まとめ

思い当たる失敗の原因を一通り上げてきました。
実際、起業の失敗原因は、無限にあります。
ケースバイケースで、それぞれが失敗原因を持っています。
一概に、こうだから確実に失敗すると言えないのも事実でしょう。

しかし、今回あげた10個よりも、最も大きな失敗原因があるのです。
最も大きな起業失敗原因、それは、完全な努力不足です。

案外みんな、起業すれば上手くいくだろうと思っています。
なんとなく頑張っていれば、すぐに売上が上がるだろうと夢を見ているんです。

一体なんででしょうね。
そんなに簡単に上手くいくなら、誰もが成功していますよ。

実際、起業を成功させるには、人並み以上の圧倒的努力が必要です。
人が遊んでいる時も、常に努力して、頑張る瞬間は何度もあります。
起きている時間を全て起業に費やすことだって、珍しくはありません。
それほど、徹底的な努力と頑張りが必要なのです。

ところが、大抵の人は、ある程度の努力でなんとかなると思っています。
ある程度の努力というより「上手くやれば」「すぐに成果が出る」と幻想を抱いているんですね。
何か裏技みたいなものがあって、スムーズに稼げる何かがあると勘違いしているんです。
そして、見事に幻ばかり追い求め、のきなみ失敗していきます。

実際、そんな楽な起業はありません。
誰もが全力で日々、起業を成功させるために地道な努力を積み重ねています。
それが辛いからこそ、次々に脱落者が出ていくんですね。
圧倒的な努力不足、時間不足、追求不足が、大抵の失敗原因だったりします。

でも、なぜ成功できる人は、それを乗り越えられるのか。
どうして、辛いことを継続できるのか。
不思議に思いませんか?

なぜなら、辛いなんて、思っていないからです。
努力を努力と思わず、楽しんで起業と向かい合っているからです。
早く、理想の未来が実現することが楽しみで仕方ないのです。

起業を志したら、すべてを楽しむ必要があります。
起業して、成功するまでには辛いこともあるかもしれません。
大変なことも、無限にあるでしょう。
裏切られるかもしれませんし、陥れられるかもしれません。

それでも、その全ての過程をまとめて楽しめれば、きっと成功は目の前です。
全ての起業失敗原因の中で最も多い、完全なる努力不足。

今日、紹介させて頂いた内容の他に、ぜひ、自分自身と向き合ってみてください。
自分は限界まで起業に愛を注いでいるか、考えてみてください。
もしYESと答えられたなら、あなたの大成功は、目の前にあるはずですから。

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