大学での学生起業を志す人も、どんどん増えてきましたね。
特に、大学に在学中の時から起業を考える方は、多くなっているのではないでしょうか。
先日、スタートアップウィークエンドでメンタリングさせて頂いた時もそうです。
社会人の方と一緒に、多くの大学生が参加されていました。
こうした機会が増えてきて、本当に良い社会になったと思います。
複業や起業が活発になってきている今、大学での起業は珍しいことではありません。
むしろ、大学生だからこそ、起業に挑戦すべき時代です。
なぜなら、大学生の時にしか持ち得ないメリットが、数多く存在するからです。
その価値は、大学における起業デメリットを大きく凌駕するでしょう。
経験不足だからとか、社会人経験が無いからとか、どうでも良いのです。
足止めをしてくるような意見は、すべて、無視すべきです。
とにかく動き、挑戦する価値が、大学時代の起業には存在します。
今回は、そんな大学起業におけるメリットについて、お話します。
今、大学生の方は、ご自身の置かれた幸運な環境を再認識してみてください。
- 大学には専門的な知識、知見を学び、教えてもらえる起業環境がある。
- 大学生だからこその攻める起業メンタリティー。
- 大学卒業後、リーダー格としての人材として起業経験が認知される。
- 起業の流行りも大学、若い世代のコミュニティから始まる。
- トレンドに敏感。大学生を観察すれば「今」起業すべきネタ情報が手に入る。
- 大学の仲間が、どんどん起業に協力してくれる。面白ければ無償でも。
- 大学で起業の仮説検証と改善がすぐに出来る。
- 大学生が起業すると、圧倒的に注目されやすい。
- 早い段階から、大学で得られない起業経験を積み重ねられる。
- 万が一致命傷を負っても、絶対的に後戻りできるのが大学起業。
- まとめ。大学時代の起業を逃すな。
大学には専門的な知識、知見を学び、教えてもらえる起業環境がある。
まず、大学は何をする場かと言うと、学び、研究する場です。
だからこそ、数多くの専門知識が集結しています。
大抵の大学は、教授を始め、様々なプロフェッショナルが揃っています。
この環境を、徹底的に活かしていくべきです。
自分で何か事業を思いついたとしましょう。
ただ、実現するまでには様々な壁が存在します。
法律の壁、技術の壁、知識の壁。
たくさんの情報を集め、調べる必要があります。
通常、こうした専門家にアクセスするのは、非常に面倒なことです。
社会に出てからだと、何を教えてもらうにもお金もかかるでしょう。
教えてと言って、教えてくれる人は、そうそういません。
しかし、大学は別です。
周りに専門家がたくさんいるばかりか、何でも教えてくれます。
もし法律について調べたければ、そうした学部に足を運べば解決です。
事業を作るから教えてくれと言って、教授に聞けば答えてくれます。
学生の挑戦に対して、情報を出し渋る教授は、ほぼいません。
快く語ってくれることが大半のはずです。
なんなら、勉強中の学生でも良いでしょう。
例えば専門技術が必要だとしたら、そうした学部の生徒と仲良くなれば解決です。
紹介してもらって、相談の機会が設けられたら、作ってくれるかもしれません。
こうした機会は、社会に出てからは、ほぼ皆無です。
人材を集める事自体、一苦労でしょう。
知識や情報に関して、大学は宝の山です。
集結している専門知識を、徹底的に使い倒しましょう。
大学生だからこその攻める起業メンタリティー。
人によっては生意気だ、とか感じてしまうのかもしれません。
しかし、生意気で全然良いのです。
自分が世界を変えるとか、絶対にてっぺんとるとか。
そうした純粋な向上心は、次第に口に出せなくなっていくものです。
おそらく、この記事に目を通している人の中には「最強」を目指す人もいるでしょう。
最強と言っても力ではなく比喩です。何かしら高いところを見ているということです。
自分の可能性を信じ切り、3年後、人生は一変すると確信する大学生さんも大勢いるはずです。
今、大学生だからこそのメンタリティーを活かしきってください。
そのメンタリティーは次第に失われてしまうかもしれません。
多くの人、多くの大人がそうだったように、徐々に消えていくかもしれません。
今だけ、大学生だけの持つ価値のあるものだと思って、使い切るべきです。
どんなに生意気だろうが、尖ってようが、良いのです。
周りの大人にどんな目を向けられようが、そのまま突き進んでください。
尖った部分は最終的にサービスの特徴となります。
その特徴をしっかり見てくれる協力者も現れるでしょう。
気がつけばサービスは随一のものになり、社会を変えていきます。
大学生だから、若いからと怖気づくこと無く、世界を変えると信じ切ってください。
自分は大きく化けるんだと、当たり前のように信じてください。
信じて、着実にプランをビジョンを進めていけば、案外実現するものです。
もはやこれは、体験談です。
今思い返すと、大学生時代のメンタリティーは非常に貴重でした。
筆者は今もそうしたメンタリティーを持ち続けることが出来ています。
なぜかと言えば、大学時代の心の在り方を活かし、成功体験を得られたからです。
一番もったいないのは、そうしたメンタリティーを捨ててしまうことです。
もう少し大人しくなれだとか、落ち着けだとか言われて、尖った部分を無くしていまうことです。
そうした声は聞き流し、自分が思うがままに世界を作り上げてください。
結果的に、事業は唯一のものとなり、成長していくことでしょう。
大学卒業後、リーダー格としての人材として起業経験が認知される。
大学生から生まれた起業家に、企業が投資するケースが増えてきています。
どうして、経験も浅い起業家に、企業は投資したがるのでしょうか?
なぜなら将来的なリーダーシップを取る人材としても期待しているからです。
今、日本社会全体の問題として「実行者」がいません。
実際にプロジェクトを素早く形にしていける人が足りないのです。
また、リーダーシップを上手く取れる人もいません。
人をまとめられる人も、旗を触れる人も枯渇しているのです。
だからこそ、企業は将来的な人材としても期待を寄せ、投資するのです。
起業して事業化していく人材に対して、リーダーとしての目線を向けられているのです。
当然、大学の時に事業化を達成できたとなれば、社会からの評価はあがります。
他のどんなインターンシップに参加するよりも圧倒的評価です。
むしろ、大学在学中から同じ社会の一員としての目線で話をしてもらえるでしょう。
例えば失敗してしまったとしても、社会からの評価は得られます。
起業して、サービスやプロダクトを提供したという事実は消えません。
どんな企業も、リーダーシップを取れる未来の人材として認知します。
大学生の起業は転んだとしても、プラスでしかありません。
実際、学生に投資する大企業の方が話をしてくれました。
今回の事業が失敗したとしても、その失敗は良いものだと。
失敗から得られる経験やデータを会社としても蓄積できるのはもちろん。
起業の経験を通して成長した人材を、仲間に迎え入れることも出来ると。
成功したら嬉しいけど、失敗しても損はない。
なぜなら、リーダーシップを取れる人材を採用できるから。
言ってみれば、一種の人材育成のような立ち位置でもあるんですね。
失敗しても、未来が明るいのは大学起業の特権なのです。
起業の流行りも大学、若い世代のコミュニティから始まる。
拡散力が高いのは、圧倒的に若い世代です。
何か面白いものがあれば、どんどん周りに伝えます。
Facebookも元々は大学のコミュニティから始まりました。
instagramやTwitterも、若い世代が使いこなして後から上の世代が付いてきました。
それは、面白いものを伝えるという在り方がそこにあるからです。
歳を重ねれば重ねるほど、面白い物を隠そうとします。
他人に共有すること自体、面倒くさくなっていくのです。
わざわざ面白い物があっても、人に教えようとはしません。
もちろん教える人もいるのですが、相対的に少なくなっていきます。
だからこそ、大学は拡散の場として圧倒的に有利です。
若い世代、しかもある程度見識や知識も得た世代。
一度、面白いものが始まれば、友人を通じて一気に拡散されます。
サークル活動や、クラスの活動、遊びのコミュニティ。
人から人を通じて、サービスを爆発させるにはうってつけです。
もちろんSNSでも強力な拡散は出来ます。
しかし、普通に使っていると、次第にフォロワーや友人も同世代が多くなります。
案外若い世代だけにピンポイントに、しかも大勢に直接リーチする場を作るのは大変です。
大学であれば、サークルをやゼミを初めとして強烈な「ファン」になってもらえます。
実際に会って話をし、すぐに使って見せることもできます。
一度、ファンや協力者が現れれば、一気に情報は伝染していく可能性もあります。
加え、そうしたファンはSNSでも発信します。
すると、同世代の人たちが敏感に捉え、さらに拡散してくれるでしょう。
よりシェアし易い世代に一気に投下できるので、より拡散力も広がります。
大学という状況、巨大なコミュニティを活用しましょう。
学生団体やサークル、部活、研究室、友人の繋がり。
知ってもらえる場はいくらでもあります。
サービスに興味を持ってもらい、拡散してもらいましょう。
一度火がつけば、人から人へ、すぐに伝染していきます。
トレンドに敏感。大学生を観察すれば「今」起業すべきネタ情報が手に入る。
流行に左右されるなと言いますが、流行は敏感です。
どんなものが受け入れられやすいか、どんか傾向が好まれやすいか。
何のテクノロジーを使っていて、どのように使いこなしているか。
今後、どのようなトレンドになって行きそうか。
全体としての趣味趣向や在り方を知ることは、絶対的に重要です。
大学となれば、それらは周りを見渡せばすぐにわかります。
授業中、遊んでいる時、学食。
常に周囲に大学生が集まっている状況は、そんなに存在しません。
年齢を重ねると、人は比較的、はやりに興味が無くなっていきます。
つまり、新しいものを受け入れずらくなるのです。
当然ながら、周りを見渡しても流行やトレンドが察知しずらくなります。
興味の低下や、今まで使い古したモノやコトの居心地の良さ。
時を重ねることが、新しい物事への対応を遅らせます。
下手に新しいものを使うより、使い古した物の方が効率的と考えるのです。
だからこそ、新しい技術やトレンドに乗り遅れます。
新しい思考や考え方を吸収し損ねてしまうのです。
例えば仕事への考え方、働き方への考え方。
職場環境の考え方や効率化への考え方。
こうした思考への対応は、平均年齢が高い組織ほど遅れるでしょう。
反対に若い世代程、敏感に新しいものを取り入れます。
大学生を始め、新しいトレンドは、若い世代から始まるのです。
その熱量と、新しい物事への興味。
時代の最先端を見つけることに対する欲求。
新しいものや効率の良いものは、どんどん取り入れていきます。
周りが使っているから、自分も使わないと、という大衆心理もあるでしょう。
流行やトレンドに置いていかれたくないという心理もまだ働いています。
人生が進むにつれ、そうした感情はどうでもよくなります。
だからこそ、周りを見渡せば、時代の傾向が察知できます。
よく観察し、時代を先取りしていきましょう。
思考や考え方、在り方、じっくり見渡せば、傾向を把握できるはずです。
社会に出ると、マーケティングの一貫でしか、コミュニティに入れません。
大学の仲間が、どんどん起業に協力してくれる。面白ければ無償でも。
大学生の時の魔法だと思います。
社会人になると、周りから「ボランティアでも協力したい」と言われることはそうありません。
必ず、何かするのであれば、金銭的な見返りを求められます。
しかし、不思議なことに大学生同士だと、そうした現象が発生しやすいのです。
何かアクションを起こすと、次々に協力してくれる人が集まります。
特に同世代の友人が面白そうな挑戦をしていたら無償でも動く人も多いでしょう。
金銭的なメリットが無くても「面白そう」という事象そのものに価値を感じる人も多いはずです。
年上から言われると乗りたくない、でも同世代なら喜んで協力したい。
こうした現象が、大学生時代には存在します。
僕達の場合はクラブイベントをしながら世界中を周ること。
世界的なイベントを作り上げること。
そのためにDJとメンバーを集め、イベントを開催していました。
全員無償で、特にお金のことは全く頭にありませんでした。
結果的に成し遂げたのが、アメリカ、ハリウッドでのイベント成功です。
無償でも成し遂げたいという想いがきっかけとなり、後の仕事につながりました。
見返りは経験のみ。それでも協力したいと言ってくれる。
こうした、アンバサダー的な支援者が、事業を拡散させるには必要なのです。
皆で盛り上がり、どんどんアクションを盛り上げ、伝染させていく。
牽引力や拡散力を得るためには、人が集まっている必要があります。
もちろん、稼いだら皆を海外旅行に連れて行ったり、何かした恩返しをすべきです。
ただ、最初の一歩だけでも、少しだけでも手を貸してもらえることが重要です。
社会人になると、面白そうだから、というだけでは誰も力を貸してくれません。
ボランティアでも、ほんのすこしだけでも稼働してくれる。
ちょっとしたことでも良いから、力を貸してくれる。
未知の挑戦に対する純粋な活動こそ、牽引力を高める1つの手段です。
大学は、そうした牽引力を高めるマインドセットが存在する環境なのです。
大学で起業の仮説検証と改善がすぐに出来る。
会社に足を運んで、自分のサービスを試して見てくれとは言えません。
自分で会社を作り出していない限り、それは無理です。
一方、友人に試してみてくれと言っても、数はたかが知れています。
試してもらうことが労力なので、徐々に返事も適当になっていきます。
ところが、大学であれば、いくらでも試してもらうことが出来ます。
それは大学全体が新しいものを受け入れやすことがあります。
例えば、面白い企画を作り、ウェブサイトを立ち上げ、大学に発信してみましょう。
ワクワクするような内容であれば、人はたくさん集まってくるはずです。
SNSで大学コミュニティに発信してみましょう。
サービスを試してくれる人はたくさん見つかるはずです。
大学は、その場にいるというだけで、繋がりが出来ています。
同じ大学に所属しているという繋がりです。
一般的な社会活動における、まったく繋がりを持たない他人とは異なります。
すでに同じ枠に所属しているという意識があります。
同じ大学の誰かが頑張っていれば、赤の他人の活動に比べ、目が向きやすくなります。
社会や会社におけるコミュニティは、既に目標が統一されています。
会社の売上を上げ、拡大していくという目標です。
そこに、自分が始めたことを持ち込む隙はありません。
複業が一般的となりつつある、今でも、なおそうなのです。
ところが、大学は全く異なります。
個々が別々の目標を持ち、行き先は決められていません。
何を持ち込もうが、面白いもの、ワクワクするものであれば、受け入れてくれます。
むしろ、大学そのものを見方に付けることだって出来るでしょう。
だからこそ、仮説検証がし易いのです。
誰かに使ってもらい、改善をし、プロダクトを良くしていく。
小規模な市場が大学の中に存在するようなものです。
しかも、新しい物を受け入れやすい市場が。
徹底的にプロダクトを発信し検証と改善を繰り返しましょう。
これほどテストに適した環境は、そうありません。
大学生が起業すると、圧倒的に注目されやすい。
ある高校生が、特に珍しくもない起業をしていました。
Webサイト制作の事業です。
しかも、ありきたりなテンプレートを使って。
事業だけ見れば、技術も何も必要の無い、将来性も無い起業です。
しかし、その高校生はメディアに取り上げられました。
SNS上で拡散され、高校生起業家の名で呼ばれました。
これを社会に出てからやったところで、絶対に注目されません。
有象無象にある制作会社にかき消されて終わりです。
それでも、高校生であるからこそ、注目されたのです。
言って見れば「若いのにすごい」ことは牽引力を倍にします。
年齢の若さは牽引力を増強させるのです。
若いうちに仕掛けた方が特なのです。
しかし、注目される「若さ年齢」は年々下がってきています。
昔は30代で活躍すれば、それでも注目されました。
今、時代が経過し、若い起業家が当たり前になっています。
すると、30代で活躍することは当然のレベルになったのです。
大学生や高校生起業が増えれば、それも当然になるでしょう。
今では、10代どころか8歳や9歳の起業家もいます。
しかも、しっかり事業として成り立っているから驚きです。
このように、若い世代の起業家が生まれています。
若い起業家が増えれば増えるほど、どんどん注目される年齢も下がってくるでしょう。
だからこそ、今ある若さのアドバンテージを徹底的に活かすべきです。
大学時代の起業は、未だにアドバンテージを持っています。
社会人からすれば、大学時代の起業なんて大したことないと思っている人が多いでしょう。
だからこそ、しっかり実績を作ることで、大きな牽引力を得ることが出来ます。
若いのにしっかりやっていてすごいとなれば、一気に大きく成長できるはずです。
早い段階から、大学で得られない起業経験を積み重ねられる。
事業とは積み重ねであると、つくづく思います。
1つの解決すべき問題を、目の前に設定しましょう。
そして、その問題を事業で解決するために、仮説検証を改善を続けましょう。
後は、どれだけ徹底的に素早く仮説検証と改善を繰り返せるかです。
私は今、どうすれば皆が起業スキルを持てるかを研究しています。
皆が起業出来るようになるためには、何をどうすべきか。
常に何かを試しながら、仮説を立て、検証し、改善を続けています。
結果的に、ALTEAやWORKROOMが生まれました。
最初に始めた時よりは、内容も結果も、だいぶ進歩しました。
実際にプロダクトも生まれはじめています。
何をどうすれば起業に繋がるかも大枠は見えてきました。
ですが、もっと早く積み重ねれば、さらに結果は出ていたでしょう。
最初は本当に的はずれなことをしてしまうものです。
的外れな位置から始まって、徐々にニーズを理解していく。
少しずつ方向転換しながら、更に先を目指し、積み重ねていく。
こうした地道な仮説検証と改善は、早くから始めただけ優位です。
大学時代の先に、まだまだ人生はあります。
しかし、社会に出たら自分の仕事で手一杯で、なかなか動きづらくなるものです。
大学時代はアクティブに活動していたのに。
社会人になったら忙しすぎて動けなくなってしまった。
そんな人を、たくさん見てきました。
社会人になっても挑戦は出来ると言いますが、非常に労力が必要なことなのです。
だからこそ、今、大学時代で時間を捻出できるうちから、仮説検証を続ける必要があります。
最も、学部によっては、勉強で忙しい人もたくさんいるでしょう。
忙しいからこそ、早くから地道に合間を縫ってプロダクトを早く作り始めるべきです。
積み重ね、実験を繰り返した努力は、確実に積み重なり、結果に近づいています。
万が一致命傷を負っても、絶対的に後戻りできるのが大学起業。
はじめて遅すぎることは無いなんて、よく言われます。
ところが、起業には遅すぎることって、やっぱりあるのです。
例えば50代で成功したとしましょう。
でも20代で成功した方が、良いのです。
ところが20代に戻ろう、としたところで戻れません。
もっと早くやっておけば、なんて後悔は誰もしたくありませんよね。
そうした意味で、やっぱり遅いということはあるのです。
また、大学時代に起業を失敗しても後戻りが全然出来ます。
後戻りどころか、経験の分、前進です。
年齢を重ねると、常に経験と前進、なんて言ってられなくなります。
家族を始め守るべきものも沢山増えます。
そうなると、致命的に大きく失敗すると立ち直るのに時間がかかります。
ある程度守られている今がチャンスなのです。
実際、失敗の仕方にも技術や慣れがあるのです。
最初は細かく小さく失敗して、ニーズを見出し、大きくしかける。
こうすると、致命的な失敗は避けられます。
しかし、人生に余裕が無くなってくると、一気に勝負に出ようとします。
昔から地道に小さな失敗を繰り返しておけば、答えは見えていたかもしれません。
その上で、大きく勝負に出るのであれば、まだ確信も持てるでしょう。
仮説も検証も、何も積み重ねていない場合は、ただの博打にしかすぎません。
小さく失敗を続ける、ということが、なかなか出来ないものなのです。
大きな予算を最初からかけたり、どう仮説を検証していいかわからなかったり。
とりあえずやってみよう精神は良いのです。
しかし、失敗したら致命傷になる所まで大きく仕掛けてはいけません。
まずは細かく小さく何度も挑戦し、小さな失敗を繰り返す必要があります。
だからこそ、一番最初の挑戦ほど、大きな失敗をしがちです。
失敗の仕方が分からないものだから、大きく仕掛け、致命傷を負うのです。
大学生の起業であれば、致命傷でも復活できます。
間違いありません。
借金を負ったとしても、大きな失敗をしたとしても許されます。
最近ではコインチェックが良い例でしょうか。
彼等が「若くなかったら」状況は異なったはずです。
そして、今後彼等は、大きく起業家として成長してくことでしょう。
徐々に失敗のうまい方法に慣れていくことも出来ます。
大人になってしまってからは、別です。
一回の致命傷が人生の破錠に繋がります。
どんなものでも、初心者ほど、大きな怪我をしますよね。
上達するまでに数々の傷を負うかもしれません。
だからこそ、怪我をしても治りやすい時期から始めるべきです。
失敗しても、積み重ねていくからこそ、上達するのです。
後戻りしずらい年齢になる前に、初心者から脱することをオススメします。
大学生であり、若いということは、今しかないのです。
起業を志すならば、今からでもすぐに、挑戦を始めるべきです。
まとめ。大学時代の起業を逃すな。
大学時代は、想像以上に起業に対して大きなメリットを持っています。
今回お話した内容は、そうしたメリットの一部にしかすぎません。
社会に出てからでは手に入らない環境的メリットは膨大です。
大学だからこそ起業に対して得られるものはたくさんあります。
にも関わらず、社会では「まだ早い」とか「経験詰め」だとか。
未だにそうした「経験必要論」がこぼれています。
起業に対する歩みを阻む、そうした言葉はすべて無視すべきです。
ただ、必要なのは自分の歩みにプラスになりそうな助言。
背中を押し、より挑戦を加速させてくれるような言葉は聞いてみてください。
そして、若い時期、大学生である時期は、今しかありません。
いくらあの時「やっておけばよかった」なんて後悔しても戻れません。
挑戦や積み重ねを始めるタイミングは、早ければ早いに越したことはないのです。
特に起業はそうです。
起業も訓練ですので、早く始めた方が早く身につきます。
失敗の仕方や、事業を効果的に仕掛けていく方法を何度も試しましょう。
試した回数によって、それこそ成功に近づいていけます。
普段、講義を受けている教授。
社会に出てからじゃ、なかなかアクセス出来ない存在です。
事業に教授の後押しが欲しいなんてことは、常日毎あります。
大学時代であれば、今すぐにでもアクセス出来るはずです。
大学生という新しいものを受け入れやすいコミュニティ。
社会に出てからは、そう簡単に混ざれません。
状況によりますが、下手したら、忌避の目で見られるでしょう。
後から参加することが、なかなか難しかったりします。
大学は、今でこそ得られる特殊な環境なのです。
同じ世代でなければスムーズに溶け込みづらい領域でもあります。
だからこそ、存分に今の環境を活かしきってください。
使えるものは何でも使い、自分の起業に役立ててみてください。
大学だからこそ得られる協力は、膨大に存在するのです。